【2020年版】アニメ「ダイの大冒険」第78話「地獄からの生還者」の感想

【2020年版】アニメ「ダイの大冒険」第78話「地獄からの生還者」の感想

※当ブログではアフィリエイト広告を利用しています。

こんにちは、fidnです。ダイの大冒険の約30年のファンです。

前回に続き、2020年版ダイの大冒険のアニメの第78話「地獄からの生還者」を視聴しました。

「地獄からの生還者」はメインのあの敵キャラに向けたものだと思いますが、かなり意外だった別の敵キャラたちにもかかってくるものでした。

原作との違いや心に残ったシーンをふまえて、長年のファンの視点で以下のスタンスで感想を書きます。

  • 原作や1991年版のアニメとネガティブな比較はしない
  • 監督・声優さん・作曲家さんなど制作陣をリスペクト

注意点としてこの記事はアニメだけでなく、原作のネタバレも含みます。

今回も原作すべてとアニメを見ていない方はこの先を絶対に見ないでください。きっと後悔します。

原作とアニメを見た方は、続きをお読みいただければと思います。

2020年版アニメ「ダイの大冒険」第78話「地獄からの生還者」の感想

第78話「地獄からの生還者」の感想をまとめます。

  • ザボエラの最期のシーン、いろいろ考えさせられる
  • ガルーダとまさかのキャラたちの生存を確認
  • ヒム強すぎ

続いて、感想をそれぞれ詳しく書いていきます。

ザボエラの最期のシーン、いろいろ考えさせられる

ザボエラの最期のシーンにおけるクロコダインとの会話、改めて見るといろいろ考えさせられるものがありました。

まず策がなくなったザボエラがクロコダインに対してとった以下の行動です。

  • 正直に策がないことを白状(と見せかける)
  • 非力さや弱みを吐露する
  • クロコダインに土下座

どうしようもなくなったときに切り抜ける方法として、正直に白状するのが一つの方法というのは、ある意味でザボエラからの学びです。

そして以下の名言です。クロコダインの表情と口調に冷静さが感じられ、感情をあらわにするよりも逆に怖さを感じました。

この世には 本当に煮ても焼いても喰えぬヤツがいる!・・・ということだ!!

引用元:ダイの大冒険 第78話「地獄からの生還者」

一方でザボエラを倒したあとのクロコダインの表情は、ザボエラに対しての「あきらめ」だけでなく「哀れさ」も混ざったものに見えました。

この後のクロコダインとバダックの会話で、クロコダインは6大軍団長のころはザボエラに一目置いていたことが語られます。

クロコダインとしてはザボエラが憎かったというよりは、「正々堂々と戦うよう改心してほしい」という気持ちだったのかもしれません。

そして以下もまた、かつて卑怯な手を使ってしまったクロコダインならではの名言です。

恐ろしいものだ・・・欲とは・・・
オレとて 一番手でダイたちと戦っていなかったらどう ゆがんでいたかわからん

引用元:ダイの大冒険 第78話「地獄からの生還者」

バダックがクロコダインとザボエラは違うと言っていたように、「自分を省みることができる謙虚さ」が、クロコダインの強みなのだと思います。

ガルーダとまさかのキャラたちの生存を確認

地上のシーンでクロコダインがガルーダの労をねぎらうシーンがあり、ガルーダの生存が確認できました。

第66話「五色の光」の感想で、クロコダインをバーンパレスに運ぶのはガルーダになると予想していましたが、クロコダインを運んだのはアニメでもパピィ(バピラス)でした。

今回のアニメでのガルーダ登場から予想すると、クロコダインをバーンパレスに運ぶのはガルーダしか考えられないでしょう。

残念ながら予想は外れでしたが、今回もガルーダ愛を感じるアニメオリジナルのシーンが見られてよかったです。

そしてかなり驚いたのは、以下の敵キャラが生存していたことです。

  • おにこぞうA
  • おにこぞうB

バーンパレス入りの前にチウがアイテムを集めるシーンで、おにこぞうA・Bがパピラスたちと一緒に居ることが確認できました。

以下の「ZAKI8743」さんのツイートのとおり、おにこぞうは超魔ゾンビに吸収される姿が第76話「正義の快進撃」で確認されていました。

第76話「正義の快進撃」で超魔ゾンビに吸収されたおにこぞうをよく見て見ると、額に「A」「B」が描かれていないという細かい違いが見られました。

このため超魔ゾンビに吸収されたおにこぞうと、第78話のおにこぞうA・Bは別の個体だったのだと思われます。

チウとの会話のくだりはカットされていましたが、アニメではおにこぞうA・Bが獣王遊撃隊に入ることはないと思っていたので、粋な追加シーンにニヤリです。

ヒム強すぎ

サブタイトル「地獄からの生還者」のとおり、ヒムが覚醒して復活しました。

原作では銀色の髪が生えてくるシーンは一瞬でしたが、アニメでは頭が割れてから赤い色のオーラとともに髪の毛がニョキニョキ生えてくるシーンが追加されていました。

またヒムがザコ敵を蹴散らすシーンは尺が長めで、以下のような爽快な流れになっていました。

  • 格闘技でボコボコ
  • 武器を砕き炎も効かない
  • 最後にオーラで一層

ヒムに首をつかまれたままの「じごくのもんばん」が「ほのおのせんし」の炎で黒コゲになっているシーン、敵ながらちょっとかわいそうでした(笑)。以下の公式ツイートの動画シーンです。

極めつけはヒュンケルをまさにワンパンで高速ノックアウト。強すぎ。

ただ次のヒュンケルの意識がなくなっていくシーンでの以下の流れはアニメでも健在でした。

  • 復活したアバンの姿
  • 過去のアバンの姿
  • 子供のヒュンケル

「あれほど憎んだのに」からはじまるセリフにあるとおり、アバンを倒すために学んだことでもヒュンケルの力の核になっているのだと感じます。

ヒュンケルが敵陣突入の際の教えを守っている描写もありましたが、「学んだことがいつ役に立つかはわからない」という三条陸先生のメッセージのようにも思えました。

おわりに

第78話「地獄からの生還者」の感想をまとめます。

  • ザボエラの最期のシーン、いろいろ考えさせられる
  • ガルーダとまさかのキャラたちの生存を確認
  • ヒム強すぎ

次の第79話は「銀髪のヒム」です。予告編の鬼のようなヒムの表情が印象的で、お互いがパンチを繰り出すシーンもありました。続きが楽しみです!

ダイの大冒険で押さえておきたい感動シーンは以下の記事にまとめています。