ダイの大冒険の泣ける名シーンランキング5選【28年のファンが選ぶ】


ダイの大冒険 名シーン

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  • ダイの大冒険の名シーンはどこなのかな?
  • 自分と同じシーンが好きな人はいるかな?

この記事ではこんな疑問にランキングの形でお答えします。

筆者はダイの大冒険がジャンプで連載されていたころからのファンで、28 年が経った今でも最高の漫画だと断言できます。

物語の中にあるさまざまな戦い・出会い・別れの中から、涙なしでは語ることができない名シーンを 5 つまとめました。

読み終えた後、あなたもきっとダイの大冒険を読み返してみたくなるはずです。

この記事の注意事項について

はじめに注意事項があります。

この記事は解説のために、ダイの大冒険における重大なネタバレ要素を含んでいます。

まだ原作を読んでいない方は、ひととおり読み終わってからこの記事を読んでいただくことをおすすめします。

ダイの大冒険の泣ける名シーンランキング5選

それでは泣ける名シーンのランキングと、その詳細です。

第5位:よくも・・・よくも先生をッ・・・!!ゆるさないッ!!

第5位は文庫版コミック 1 巻の、デルムリン島でのダイ VS ハドラー戦のシーンです。

物語の初期、アバン先生からの修行を受けている途中に、かつてアバンに倒されたはずの魔王ハドラーが復活して攻めてきます。

アバン先生はダイやポップたちにアストロン(鋼鉄になる呪文)をかけて守り、ハドラーとの戦いで敗れてしまいます。

その後ハドラーが動けないダイたちをメラゾーマで始末しにかかり、絶体絶命のピンチになります。

しかしダイが以下のような竜の紋章の力を発揮します。

  • アストロンを自力でぶち破る
  • 呪文が使えないはずのダイがヒャダインでメラゾーマに対抗する

こんな普通ではありえない熱すぎる展開が続き、ハドラーに一撃を食らわせたあとにダイが放つ一言は

よくも・・・よくも先生をッ・・・!!ゆるさないッ!!

引用元:ダイの大冒険 文庫版 第1巻 283ページ

です。ダイの表情のイラストからも以下が伝わってきます。

  • 尊敬していたアバン先生を奪われて怒りに燃える姿
  • 涙を流しながらハドラーに立ち向かっていく姿

物語の序盤でありながら、怒りと悲しみの描写が織り交ざった名シーンです。

第4位:オレなどのために・・・その生命をっ・・・!!・・・・・・許せっ!!!

第4位は文庫版コミック 17 巻の、バーンパレスでのダイ VS ハドラー(再戦)後のシーンです。

ダイとハドラーの決着がついた後、キルバーンの卑劣な罠によってダイとポップは炎の中に閉じ込められます。

敵だったハドラーさえもダイとポップを脱出させるために協力し、ダイだけは脱出に成功します。

しかしポップは脱出を一瞬ためらったため、脱出に失敗してあとは炎に焼かれるのを待つしかない状況になります。

なぜ脱出をためらったのか聞くハドラーに対して、ポップはこのように返します。

自分の誇りを賭けて・・・!仲間たちと力を合わせて!努力して!
正々堂々とおれたちと戦うために 必死に・・・必死に頑張りぬいてよ・・・!!!
おれたちとどこが違う・・・!!?同じじゃねえか!!

引用元:ダイの大冒険 文庫版 第17巻 192ページ

アバン先生の敵であるハドラーに対しても「おれたちと同じ」と認め、見捨てることができないというポップのキャラクターを良く表しています。

これを聞いたハドラーは、はじめて人間のために涙を流します。

オレなどのために・・・その生命をっ・・・!!・・・・・・許せっ!!!

引用元:ダイの大冒険 文庫版 第17巻 194ページ

さらにポップだけは助けるよう、魔族であるにもかかわらず神に祈る名シーンです。

第3位:父さあああぁぁん!!!

第3位は文庫版コミック 14 巻の、バーンパレスでのバラン VS ハドラー戦の後のシーンです。

ハドラーに仕掛けられていた黒の結晶(コア)の爆発を、バランはダイを守るために全てのドラゴニックオーラを使って抑えます。

その後バランが力尽きる際に、ダイが号泣しながらバランに以下のように叫びます。

父さあああぁぁん!!!

引用元:ダイの大冒険 文庫版 第14巻 63ページ

バランの最期という点だけでなく、一度は激しい戦いを繰り広げた親子でありながらも、バランがダイに対して秘めていた想いが明らかになる点でも名シーンです。

まだジャンプでの連載が続いていた当時、ジャンプコミックス版の単行本を買い、電車の中でこのシーンを読んで困った思い出があります。

その後のヒュンケルの「親を失う気持ちぐらいは自分にもわかる」というセリフの説得力も際立ちます。

第2位:ポップ!!ごめん!!ごめんよぉぉぉーーーッ!!!

第2位は文庫版コミック 7 巻の、テラン城でのダイ VS バラン戦でのシーンです。

ポップたちは竜魔人と化したバランの前になすすべもなく、以下のような絶体絶命の状態に陥ります。

  • ダイが記憶を消されて戦力外に
  • 仲間のヒュンケルやクロコダインは瀕死

ただひとり動けるポップの呪文もバランには通じず、ポップは知恵をしぼって最後の手段であるメガンテを仕掛けます。

メガンテを仕掛ける前にポップが下のセリフを放ちますが、まだダイは何が起ころうとしているのかわかりません。

・・・おれが死ぬところを見てもまだ とぼけたツラしてやがったら・・・
・・・うらむぜ・・・

引用元:ダイの大冒険 文庫版 第7巻 36ページ

しかしポップがメガンテで倒れた瞬間、ダイの記憶が戻りメガンテの爆風の中で大声で以下のように叫びます。

おれが ふがいないばっかりに・・おまえを・・・おまえを・・・!!!
ポップ!!ごめん!!ごめんよぉぉぉーーーッ!!!

引用元:ダイの大冒険 文庫版 第7巻 43ページ

これは第 5 位のシーンの、アバン先生がハドラーにメガンテを仕掛けるときと以下の点で非常に似ています。

  • 敵がかつてないレベルで強くて絶望的
  • 目の前で尊敬する人・大事な仲間が倒れていく
  • それなのに自分(ダイ)は何もできなかった

物語の序盤から冒険を歩んできたポップが倒れ、最期をむかえることの重大さが描かれた名シーンです。

ちなみにこのバラン戦の後半で、ダイがピンチになったあとのシーンも涙なしには語れません。

第1位:・・・だけど・・・ちょっとおそかったかもな・・・

第1位は文庫版コミック 2 巻の、ロモス城でのポップ VS クロコダイン戦でのシーンです。

クロコダインとザボエラの卑劣な策略により、ロモス城でダイとマァムが大ピンチに陥ります。

一度は戦いから逃げたポップでしたが、仲間のピンチを知って「ひとかけらの勇気」をふりしぼってクロコダインに 1対1 の戦いを挑みます。

まともに呪文が通じないことに気づいたポップは、命を捨てる覚悟で以下をやり遂げます。

  • クロコダインに勝つのではなく自分ができることをやる
  • ダイが襲われないようブラスにマホカトールをかける

このあとポップが力尽き、今にもクロコダインの手にかかるというときに「修行で得た力を他人のために使う」というアバン先生の教えを涙を流しながら理解します。

アバン先生・・・!・・・おれ・・・なんとなくだけどわかったよ・・・
・・・だけど・・・ちょっとおそかったかもな・・・

引用元:ダイの大冒険 文庫版 第2巻 272ページ

ポップが一度逃げ出しても正しいことをやり遂げようと努力する姿や、それを見たクロコダインの自身への葛藤が描かれている点も名シーンです。

さらにこの後に仲間を傷つけられたことに怒るダイが、竜の紋章の力を発揮して以下の展開になるのも熱いです。

  • 素手でクロコダインの斧を止める
  • クロコダインの巨体を投げ飛ばす

またポップはクロコダインとの第一戦では真っ先に逃げ出しました。このため戦いの後、マァムからホイミをかけてもらえませんでした。

しかしロモス城のシーンでは、以下のようにポップたちが連携するシーンがあります。

  • マァムがポップにホイミをかけて回復
  • ポップが走って遠くにある剣をダイに投げ渡す
  • ダイがアバンストラッシュでクロコダインを撃破する

第一戦の直後ではポップに対し臆病者と言っていたマァムが、ポップに自然にホイミをかけるという流れにも感動します。

おわりに

ダイの大冒険の泣ける名シーンランキング5選をもう一度まとめます。

  • 第5位:よくも・・・よくも先生をッ・・・!!ゆるさないッ!!
  • 第4位:オレなどのために・・・その生命をっ・・・!!・・・・・・許せっ!!!
  • 第3位:父さあああぁぁん!!!
  • 第2位:ポップ!!ごめん!!ごめんよぉぉぉーーーッ!!!
  • 第1位:・・・だけど・・・ちょっとおそかったかもな・・・

正直なところほかにも名シーンがありすぎて、すべて書ききれない&ランクも付けられません。

この記事も泣きながら書きました。あなたの考える名シーンと当てはまるものがあれば嬉しいです。

ダイの大冒険からポップが教えてくれたことは、以下の記事も是非ご覧ください。