【2020年版】アニメ「ダイの大冒険」第68話「最後の挑戦」の感想


【2020年版】アニメ「ダイの大冒険」第68話「最後の挑戦」の感想

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こんにちは、fidnです。ダイの大冒険の約30年のファンです。

前回に続き、2020年版ダイの大冒険のアニメの第68話「最後の挑戦」を視聴しました。

あのキャラだけでなくダイたちにもあてはまる意味を持つサブタイトルで、今回も怒涛の展開でした。

原作との違いや心に残ったシーンをふまえて、長年のファンの視点で以下のスタンスで感想を書きます。

  • 原作や1991年版のアニメとネガティブな比較はしない
  • 監督・声優さん・作曲家さんなど制作陣をリスペクト

注意点としてこの記事はアニメだけでなく、原作のネタバレも含みます。

今回も原作すべてとアニメを見ていない方はこの先を絶対に見ないでください。きっと後悔します。

原作とアニメを見た方は、続きをお読みいただければと思います。

2020年版アニメ「ダイの大冒険」第68話「最後の挑戦」の感想

第68話「最後の挑戦」の感想をまとめます。

  • ポップの緑の柱~ミナカトールが最高&新しい音楽も
  • アニオリの補足&バーンパレスの景観が素晴らしい
  • ダイ好きTV#59 ヒュンケル役の梶裕貴さんの言葉に思うところ

続いて、感想をそれぞれ詳しく書いていきます。

ポップの緑の柱~ミナカトールが最高&新しい音楽も

前回の67話の興奮をそのままに、ポップがメルルを抱えて回復エネルギーを放出するシーンからのスタートでした。

ミナカトールを使う際もポップの緑の柱が無事に出て、アバンの使徒それぞれの 5 色がそろった様子が美しかったです。

また以下のポップのセリフ、「絶対に」が原作より 1 回多いです。(「ダイ好きTV#59」でクロコダイン役の前野智昭さんが言っていたので見返すと、そのとおりでした)

絶対に・・・・・・絶対に・・・ムダにしねえっ!!!

引用元:ダイの大冒険 第68話「最後の挑戦」

原作ではミナカトールの発動は「カァッ」という効果音、真っ白なエフェクトや 5 芒星でミナカトールの光が表現されていました。

アニメでも光の強さ、魔法円が空中に描かれる演出、バーンパレスに光が矢のように向かっていく様子が素晴らしかったです。

ミナカトールを使い終わった後、魔法円がそのまま光って残りフローラが陣形を組むよう指示する展開もかなり好きです。

音楽ではポップがマァムと手をつなぐあたりから新しい BGM が流れ始め、ポップの勇気や最後の戦いでバーンパレスに乗り込む感が絶妙に表されていました。

Vol.1 のサウンドトラックには収録されていなかった曲なので、これまでの未収録曲と併せて Vol.2 にも期待です。

またCM に入る前のアイキャッチがレオナのミナカトールで、さらに今回の第68話からアイキャッチの音楽もよりオーケストラ間のあるものに変わっていたのも粋な演出です。

なお敵モンスターの「おにこぞう A」と「おにこぞう B」は今回も登場しませんでした。

これは第10話「いざパプニカ王国へ」の感想で引用したインタビュー記事のとおり、新アニメではギャグ表現が軽減されシリアスさを重視するためだと思われます。

2022/02/08 追記 おにこぞうが登場していたことを Twitter で親切な方が教えてくださいました!

もう一度見て見たところ、たしかに 5分48秒のあたりで空に飛んでいるおにこぞう(額に「A」「B」あり)を確認できました。ZAKI8743 (@pA6WEihyHFqm5Iy)さん、教えていただきありがとうございます!

アニオリの補足&バーンパレスの景観が素晴らしい

ダイたちがバーンパレスに到着したあと、ヒュンケルが「バーンに一度敗れた先端部分」であることをレオナに説明するシーンがあります。

このシーン、原作では以前のバーンパレス戦でドルオーラやダイ vs バーンの戦いによって壊れたところが修復されていることに言及はありませんでした。

一方でアニメではポップの以下のセリフが追加されており、おそらくはバーンの魔力で直ったことが補足されています。

あの時散々ぶっ壊れたのに、直ってやがる

引用元:ダイの大冒険 第68話「最後の挑戦」

またハドラー親衛騎団によって各キャラがバーンパレスの別々の場所に連れていかれたあと、各場所でバーンパレスの景観を見ることができました。

バーンパレスの景観はこれまでの第56話「受け継がれる心」や原作でも楽しむことができていましたが、アニメではさらに以下を感じることができました。

  • 空への近さ
  • 階段や塔などの位置関係
  • 人間に比べたバーンパレスのデカさ

今回の第68話ではダイとハドラーの戦闘シーンも見ることができ、ダイの青とハドラーの赤が激突するアニメーションは素晴らしかったです。

しかし敵のものながらバーンパレスという美しい舞台が、各キャラの戦いをさらに引き立たせることに欠かせないと思います。

地上での戦いを除くと、これ以降のアニメでの話はバーンパレスが部隊であることが期待されます。

バーンパレス中央の大魔王の城や、美しくつくりこまれた内部や広場をアニメで見るのが楽しみで仕方ありません。

ダイ好きTV#59 ヒュンケル役の梶裕貴さんの言葉に思うところ

アニメ放送後の「ダイ好きTV#59」の後半で、2022年から MC がクロコダイン役の前野智昭さんとヒュンケル役の梶裕貴さんに変わったことについてのコーナーがありました。

その中でヒュンケル役の梶裕貴さんが「クレーム」(もちろん冗談だと思います)として以下のような興味深いことを語られていました。

  • クロコダイン役の前野智昭さんが異常(ガチ)すぎる
  • 梶裕貴さんももちろんダイの大冒険が大好き
  • ただ MC 2人の対比で「そうでもない」見え方をしているのではないか

これを書いている私もダイの大冒険のファン歴は30年以上ですが、たしかに前野智昭さんのガチさは尊敬に値するレベルですごいです。

今回のアニメ第68話のポップのセリフ(「絶対に」が一回多い)も、前野さんが語られているまで細かすぎて気づきませんでした。

こうしたスゴい人を見ると梶裕貴さんが語られていたように「自分はまだまだなのでは」と思ってしまいがちです。

しかしライト勢もガチ勢もすべて含めて、「いろいろな人がダイの大冒険という最高の作品をそれぞれで楽しんでいる」。もうこれだけで充分なんじゃないかと思います。

私たちのように原作からのファン、新しくアニメで見始めてファンになる人々など、人によって感じるもの・見えてくるものは少なからず違うからです。

2014年にダイの大冒険の魅力を語った記事にも書きましたが、原作の連載が終わってから2020年のアニメまで、ほぼネタが提供されなかったツライ時期を考えれば、今は奇跡のような時間です。

私はブログという形をとっていますが、ダイの大冒険を見たできるだけ多くの人々が YouTube の一言コメントや Twitter の 1 文だけでも良いので感想を記してもらえると嬉しいと思います。

多様な人々がダイの大冒険について語り合うことで、この素晴らしい作品においてまた新しい発見が出てくるはずだからです。

おわりに

第68話「最後の挑戦」の感想をまとめます。

  • ポップの緑の柱~ミナカトールが最高&新しい音楽も
  • アニオリの補足&バーンパレスの景観が素晴らしい
  • ダイ好きTV#59 ヒュンケル役の梶裕貴さんの言葉に思うところ

次の第69話は「愛の超激突」です。原作のマァム vs アルビナス戦のサブタイトルのうち1話にも同じサブタイトルがありました。予告編でアルビナスの「全力で戦うときの姿」が見られ、バトルシーンが見逃せません!

ダイの大冒険で押さえておきたい感動シーンは以下の記事にまとめています。