【2020年版】アニメ「ダイの大冒険」第67話「大破邪呪文の危機」の感想【神回】


【2020年版】アニメ「ダイの大冒険」第67話「大破邪呪文の危機」の感想【神回】

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こんにちは、fidnです。ダイの大冒険の約30年のファンです。

前回に続き、2020年版ダイの大冒険のアニメの第67話「大破邪呪文の危機」を視聴しました。

神回でした。アニメで見ることができて本当に幸せです。

原作との違いや心に残ったシーンをふまえて、長年のファンの視点で以下のスタンスで感想を書きます。

  • 原作や1991年版のアニメとネガティブな比較はしない
  • 監督・声優さん・作曲家さんなど制作陣をリスペクト

注意点としてこの記事はアニメだけでなく、原作のネタバレも含みます。

今回も原作すべてとアニメを見ていない方はこの先を絶対に見ないでください。きっと後悔します。

原作とアニメを見た方は、続きをお読みいただければと思います。

2020年版アニメ「ダイの大冒険」第67話「大破邪呪文の危機」の感想

第67話「大破邪呪文の危機」の感想をまとめます。

  • 新登場した魔界のモンスターを調べてみた
  • ポップとメルルのやりとり、アニメでより最高に
  • ポップとメルルに学ぶ、絶望の克服方法

続いて、感想をそれぞれ詳しく書いていきます。

新登場した魔界のモンスターを調べてみた

ザボエラの「魔法の球」から魔界のモンスターが登場しました。

原作ではモノクロでしたがアニメではカラーになり、種類の見分けがつくようになりました。

原作にもいたモンスター・アニメで新登場したモンスターを調べてみた結果が以下です。

モンスター名 アニメ新登場?
てっきゅうまじん いいえ
ビースト いいえ
グレンデル いいえ
ライノソルジャー いいえ
シャドーサタン いいえ
ベレス いいえ
ライバーン いいえ
さそりアーマー いいえ
ケンタラウス はい
ネクロマンサー はい

一瞬だけチラっと映っていたケンタラウス(ジャミの色違い)とネクロマンサー(ゲマの色違い)が新登場のようです。DQ5のパパスの仇モンスターの色違いつながりでしょうか。

魔界のモンスターというだけあって、DQ4の闇の世界やDQ5の天空への塔など、そこそこレベルの高めのフィールドやダンジョンで出てくるモンスターが多いです。

ライオネックだと思っていたモンスターが実は灰色でシャドーサタンだったりと、新しい発見もありました。

なおチウとライバル(?)争いをする額に「A」「B」が書いてあるモンスターは第67話では登場しませんでした。

なお額に「A」「B」のモンスターは「おにこぞうA」と「おにこぞうB」です。色違いでピクシー、バアラックなどがいますが、「おにこぞう」であることがオフィシャルファンブックの55ページに載っています。

ポップとメルルのやりとり、アニメでより最高に

第67話で最高だったのはやはりクライマックスのシーン、ポップとメルルのやりとり・その後の展開でした。

セリフの内容そのものはもちろんですが、ポップとメルルの以下のような声での表現がとにかく素晴らしかったです。

  • ザボエラの「毒蛾の鎖」を食らってしまったあとのメルルの消え入りそうな声
  • ポップの不甲斐なさと申し訳なさを表したような声

レオナのポップに対する「バカァッ!!!」も、思わず口から出てしまった感が強くて良かったです。しかしアニメで聞けて最もうれしかったセリフはやはり以下でした。

マァムが好きなんだよおおっ!!!!

引用元:ダイの大冒険 第67話「大破邪呪文の危機」

このセリフの直前、原作だとポップに「・・・・・・・・・」という吹き出しががあり、言うのをためらっていることを表していることが伺えます。

これがアニメだと息をのむような声として表現されており、さらに BGM がいったん停止するという演出もセリフを引き立てていました。

この直後のポップのしるしの緑色の光は、心なしか他の4人よりも強く輝いているようにも感じました。

ラストのポップが賢者(大魔導士)の力に目覚めるときの以下のセリフも、エコーがかかった力強い声と光のアニメーション演出がたまりません。

こんなっ・・・こんなおれなんかのためにっ・・・死なないでくれぇ~っ!!!!

引用元:ダイの大冒険 第67話「大破邪呪文の危機」

前半パートの最初では地面に膝を付けて崩れ落ちていた男が、後半パートの最後で人生最大の壁を乗り越えている。

こんなエモい話なかなかありません。これまでのダイの大冒険のアニメの中でも屈指の神回で、ボロ泣きしました。

ポップとメルルに学ぶ、絶望の克服方法

引き続きポップとメルルの話です。

2人のやりとりは前述のとおり素晴らしいものでしたが、これを引き立たせているのは「自分のことをダメだと思っていても努力を見てくれている人はいる(かもしれない)」という点だと思います。

もちろんこれまでの戦いをともにしてきたダイ、マァム、ヒュンケル、クロコダイン、レオナらのポップへの信頼も厚いものです。

一方でメルルはサポート役、好意を持つ人間という立場でポップのこれまでの努力を見ており、戦友とはまた違った信頼の形です。

こういった周りからの信頼というのは声や文章で伝えてもらわないと気づくのは難しい(ほぼムリ)ものです。

しかし「自分はダメだ」とネガティブで狭い考えになってしまいそうなとき、自分を応援・信じてくれている人のことを思い出すというのは、ポップとメルルに学べる、ひとつの絶望の克服方法だと思います。

逆に自分が他の人を信頼しているという気持ちや、仲間やチームメイトを称賛して周りに示すことは、日ごろから心がけたいものだと改めて感じました。

おわりに

第67話「大破邪呪文の危機」の感想をまとめます。

  • 新登場した魔界のモンスターを調べてみた
  • ポップとメルルのやりとり、アニメでより最高に
  • ポップとメルルに学ぶ、絶望の克服方法

次の第68話は「最後の挑戦」です。予告編ではバーンパレスへ乗り込んだあとの様子が描かれ、いよいよ最後の戦い感が強まってきておりワクワクが止まりません。

ダイの大冒険で押さえておきたい感動シーンは以下の記事にまとめています。