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パソコンで作業する環境を快適にしたい・・もっと作業効率を上げたい・・!DELLの曲面ウルトラワイドモニターってどうなのかな?
こんな疑問にお答えします。
筆者は 2018 年に DELL の 38 インチ曲面ウルトラワイドモニターを買ってから使い続けており、1 年が経ちました。
もっと早く買っておけば良かったと思うほど、パソコンの作業環境が快適になりました。
DELL の38インチ曲面ウルトラワイドモニターを使い続けた、以下の感想をまとめます。
- 使い始めて生活がどのように変わったか
- 良い点・いまいちな点
- おすすめできる方・おすすめできない方
この記事はウルトラワイドモニターの中でも、とくにDELLの38インチモニターを検討されている方向けです。
あなたが DELL の曲面ウルトラワイドモニターを選ぶべきか、そうでないかが分かるはずです。
DELLの38インチ曲面ウルトラワイドモニターについて
レビューの本題に入る前に、愛用中のDELLの38インチ曲面ウルトラワイドモニターについて少しだけご説明します。
筆者が使っているのはパソコンメーカーの DELL が出している「U3818DW」という 38 インチ曲面ウルトラワイドモニターです。
購入したときのレビュー記事のときから一年以上使い続けています。
曲がった形になっているのは上や横から見るとよくわかります。
このおかげで正面からだと、左右どちらに視線を向けても見やすくなるよう設計されています。
ディスプレイの解像度は 3840×1600 ピクセルで、寸法は以下のとおりです。
- 幅:89.4 cm
- 奥行き:22.64 cm
- 高さ:43.2 cm
スペックなどの詳細は DELL の公式サイトにも詳しく書いてあります。
≫DELLの商品ページ:Dell デジタルハイエンドシリーズ U3818DW 37.5インチワイド曲面モニター
DELL の38インチ曲面ウルトラワイドモニターを使うと、日常生活がこうなります
まずは DELL のウルトラワイドモニターを使い始めてよかった点です。
作業効率のアップにつながる
まず一番変わったのがこれです。パソコンでの作業効率が体感で 1.4倍ほどにはアップしました。
縦にも横にも長く見やすいので、色々なウィンドウを並べて同時に見ることができるためです。
例えば以下のような使い方ができます。
- ブラウザの画面を 3 つ並べてそれぞれ別のウェブサイトを表示する
- ブログを書きつつブラウザ 2 つで調べ物をする
- 左1/3にブラウザを出しつつ、右の2/3でプログラミングする
また筆者は会社のノートパソコンを家に持ち帰り、リモート勤務するときがあります。
こんな時ノートパソコンとディスプレイを DisplayPort や USB Type-C ケーブルでつなげれば、画面の領域を増やすことができます。
以前はリモート勤務するとき、会社と同じ作業効率が出しにくい状況でした。なぜならノートPCにつなぐことができるモニターが以下の状況だったためです。
- 会社ではフル HD(1920*1080)のモニター 2枚
- 家ではフル HD(1920*1080)のモニター 1枚(※)
※家にもフルHDモニターは2枚ありましたが、ノートパソコン用ドッキングステーションがないため1枚しかつなぐことができませんでした。
「ケーブルの差し替えの手間を省く方法」を使えば、メインの PC で DisplayPort のケーブルを使いつつ、サブのノート PC への差し替えもラクにできます。
ウィンドウの大きさを毎回調節するのは面等に思われがちですが、DisplayFusionというソフトを使えばボタン一つで解決することができます。
デスクトップPCでもノートパソコンでも、ウルトラワイドモニターで効率アップの恩恵を受けています。
画面の中央・左右のどちらでも作業でき、首への負担が少ない
画面の真ん中を見る場合、左右を見る場合いずれでも首が痛くなりにくくなりました。
フルHDのモニターを 2 枚並べるデュアルディスプレイと違い、画面の真ん中にベゼル(画面のフチ)がないためです。
ちなみに曲面ワイドモニターに変える前の環境は以下でした。どうしても画面と画面の間は切れてしまいます。
曲面ウルトラモニター 1 枚だけの環境なら、集中したい場合に画面の中央をまっすぐ見て作業できます。
例えば以下のような作業です。
- ブログの記事を書く
- プログラムのソースコードを編集する
- イラストをデザインする
また、ディスプレイが湾曲しているため画面の左右にウィンドウを置いて文字が見にくくなることもありません。
画面に配置するウィンドウやソフトによって、以下のような使い分けができます。
- 画面の中央をまっすぐ見て長時間の作業や読書をする
- 画面の左右にブラウザを置いて調べものをする
デュアルディスプレイのときは視線や首を左右のモニタ間で移動していましたが、これがいかに疲れる行為だったかがわかりました。
DELLの38インチ曲面ウルトラワイドモニターのいまいちなところ
逆に使ってみて感じた、いまいちなところです。
全画面にすると多くの動画は左右に黒帯(余白)が出る
Amazon Prime ビデオや YouTube の多くの動画は、画像のように左右に黒帯が出ます。
これは動画の標準アスペクト比が 16:9 であるのに対し、ウルトラワイドモニターだと 21:9 で横が長いためです。
YouTube では一部ウルトラワイドモニターの全画面に対応した動画がありますが、まだまだ数は少ないです。
しかし全画面で映画やアニメなどを見ているときは、はっきり言ってあまり気になりません。
全画面モードなら視線が集中するのは画面の真ん中だけで、サイドの黒い部分を意識することはないためです。
モニター本体を置く机と箱の保管に場所を取る
ウルトラワイドモニター全般に言えることですが、モニターの本体が大きいです。
このため机の横幅は最低でも 100cm はあると良いです。私の場合は以下の大きさの机で快適に使えています。
- 横幅 150cm
- 奥行き 75cm
しかし奥行きがない机を使っている方も、モニターアームを使うことで机の上のスペースを広くとることができます。
筆者も途中からモニターアームを使い始めました。机の上の快適度がかなり改善されました。
また箱は大きいものの、引っ越しなどを考えると発泡スチロールなどの緩衝材が入っていて持ち運びに必要なので、捨てるわけにもいきません。
あらかじめ箱も保管できる場所があるか確認しておくのがおすすめです。筆者はクローゼットの上の空間に箱を保管しています。
DELLの38インチ曲面ウルトラワイドモニターがおすすめなのはこんな人
38インチの曲面ウルトラワイドモニターは以下のような方におすすめです。
- プログラマー・ITエンジニア
- ブロガー・デザイナー・動画の編集者
- ウィンドウをたくさん並べて作業効率を上げたい方
ウルトラワイドモニターは 34 インチのものも多く出ており、主な解像度に以下の違いがあります。
- 34インチで主流な大きさ(3440×1440)
- 38インチで主流な大きさ(3840×1600)
現時点でこれらより小さいモニターを使っている場合は、34 インチでも作業効率が高まることは期待できます。
34 インチと 38 インチどちらを選ぶかは、以下の要素との相談になります。
- パソコンでの作業内容
- モニターに使える予算(34インチのほうが安い)
参考までに私の場合は「大は小を兼ねる」と考えたため、38 インチを選択しました。
なお 49 インチの曲面ウルトラワイドモニターも出ていますが、さすがにここまでいくとデカ過ぎるかな・・という印象です。
DELLの38インチ曲面ウルトラワイドモニターがおすすめできないのはこんな人
以下のような方には38インチの曲面ウルトラワイドモニターはおすすめできません。
- ノートパソコンや小さいディスプレイ 1 台だけで充分な人
- 大きなものを置きたくない・箱を保管したくない人
ノートパソコン 1 台でも仮想デスクトップを駆使して、疑似的に複数の画面を使う方法があります。
しかし先ほど記載したとおり、モニターアームを使えば机の上のスペースを確保することは可能です。
DELLの38インチ曲面ウルトラワイドモニターの値段は安い?高い?
曲面ウルトラワイドモニターは、平面のモニターや 4K ディスプレイに比べるとはっきり言って値段が高いです。
例として 38 インチの曲面ウルトラワイドモニターで候補になるのは以下のものです(2020年9月の時点)。
DELL の U3818DW
筆者がメインで使っているものです。
LG の 38WK95C-W
DELL の U3818DW とギリギリまで迷った LG 製のウルトラワイドモニターです。
どちらも約 15万円するため、気軽に買えるものではありません。
しかし仮に 10 年使うと考えれば、一日あたり 40 円程度です。日々のパソコンでの作業の快適さ・効率性を考えれば、投資してよかったと心から思います。
おわりに:高いものの自己投資する価値あり
38インチ曲面ウルトラワイドモニターの感想をもう一度まとめます。
- 作業効率のアップにつながる
- 画面の中央・左右のどちらでも作業でき、首への負担が少ない
- 価格は高いものの、作業効率のため投資する価値あり
曲面かつウルトラワイドのため、多くのウィンドウを一度に表示しても見やすいのはかなり快適です。
狭い画面でデュアルディスプレイにしていたときのストレスを思い返すと、もっと早く使い始めればよかったと感じます。
パソコンでの作業時間が長い方は、DELLの38インチウルトラワイドモニターを候補に入れてみてはいかがでしょうか。
その他の候補として、やや表示領域が狭くなりますが34インチのウルトラワイドモニターなら価格をかなり抑えることができます。
もう一つのメーカー候補となる LG のウルトラワイドモニターは 34、38、49インチから選べます。