さくらのVPSからエックスサーバーへ引っ越した3つの理由

さくらのVPSからエックスサーバーへ引っ越した3つの理由

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当ブログで使っているサーバーをさくらのVPSからエックスサーバーへ引っ越しました。

この記事では7年ほど使ったさくらのVPSから、エックスサーバーへ引っ越した理由を解説します。

あなたがブログを運営するためのサーバー選びを検討しているのであれば、きっと参考になるはずです。

さくらのVPSからエックスサーバーへ引っ越した3つの理由

結論としては、以下の理由でさくらのVPSからエックスサーバーへ引っ越しました。

  • OSやソフトウェアのアップグレードが面倒になった
  • サーバーで問題が起きたときの調査が面倒になった
  • エックスサーバーの性能や特典が魅力的だった

なお、さくらのVPSのサービスに不満があったために引っ越したわけではありません。

理由を解説していく前に、当ブログが使ってきたサーバーの歴史を簡単にご紹介します。

当ブログで使ってきたサーバーについて

直近の10年ほどで、当ブログでは以下のサーバーを使ってきました。

時期 サーバー
~2014年 さくらのレンタルサーバ
2014年~2021年1月 さくらのVPS
2021年2月~

さくらのVPSは約7年使いましたが、メンテナンスの回数も少なく安定性にも優れており、とても良いサービスでした。

そんなさくらのVPSからエックスサーバーへ引っ越した理由を一つずつ解説します。

ソフトウェアのアップグレードが面倒になった

まずは1番の理由として、ソフトウェアのアップグレードが面倒になりました。

当ブログでは WordPress を使用しており、VPS にはブログ用に以下のようなソフトウェアをインストールして使っていました。

時期 サーバー
nginx ウェブサーバー
PHP WordPressで使うプログラミング言語
MySQL データベース
certbot SSL/TLSサーバ証明書の更新

細かく挙げれば他にもありますが、VPS だとこれらのインストールや管理は基本的にすべて自分で行うことになります。

VPSはレンタルサーバーと比べてインストールできるソフトウェアに制限がないため、自分が好きな構成にできるという楽しい面もあります。

しかし問題はセキュリティ対応で、以下の場合には自分でバージョンアップや設定変更などの対処をしなければなりません。

  • ソフトウェアに何らかの脆弱性が見つかったとき
  • 古いバージョンがサポート対象外になったとき

これらはサーバー管理に慣れていればまだしも、とくに初心者に VPS をおすすめできない大きな理由です。

実際の例だと PHP は2014年の当初は 5.x 系を使っていましたが、その後 7.0 にアップグレードし、さらに 7.3 へアップグレードしました。

以下にもツイートしましたが、7.0 がセキュリティ的に安全でないバージョンになったためです。

またソフトウェアだけでなく、OS(オペレーティングシステム)も同様にアップグレードが必要になる場合があります。

実際にこのブログではさくらの VPS で CentOS 6 という OS を使っていましたが、この OS は提供元で2020年11月にサポート外になってしまいました。

OS がサポート外になるとセキュリティの問題が発見されてもパッチが提供されません。とはいえ新しい OS への移行には先に挙げた PHP などのソフトウェアの更新も必要です。

これらのOSやソフトウェアのアップグレードを今後もやっていく手間を考えると、レンタルサーバーに管理を任せるほうがメリットがあると判断しました。

サーバーで問題が起きたときの調査が面倒になった

2つ目の理由はサーバーで問題が起きたときの調査が面倒になったためです。

VPSではソフトウェアのインストールも管理もすべて自分の責任であるため、何か問題が起きたときの調査も自分の責任となります。

たとえば VPS でブログを運営していると以下のような問題が起こることがあります。

  • ブログの一部ページが突然に表示できなくなった
  • 自分でない誰かが SSH でログインしようとしている
  • ソフトウェアをアップグレードしたら今までと違う動きになった

このような場合はウェブサーバーのログを見たり OS のログを見たりしてトラブルシューティングを行います。

しかし調査や対応までの時間をすべて含めると、解決までに数時間かかっていたということがザラにありました。

もちろんこうしたトラブルシューティングも勉強にはなりますが、ブログ運営の土台となるサーバーのメンテナンスに時間を取られるというのは本意ではありません。

特にセキュリティ面ではどこか一つでも穴があるとサーバーを乗っ取られる恐れがあり、プロの攻撃者に対して今後も防衛を続けられるかというと自信がありません。

レンタルサーバーであればセキュリティ面も含め、こうしたサーバー側の管理をプロに任せることができます。

エックスサーバーの性能や特典が魅力的だった

VPS からエックスサーバーへ引っ越した最後の理由は、エックスサーバーの性能や特典が魅力的だったためです。

エックスサーバーは10日間の無料期間があるため、実際に性能を測ってみました。

ページ表示までの速さを測るための指標の一つとしてTTFB(最初の1バイトが到着するまでの時間)を見てみたところ、WordPressの記事ページの場合 200ms を切るぐらいでした。

エックスサーバー TTFB

VPS からレンタルサーバーへ引っ越すことでページ表示が遅くなると考えものですが、この水準であれば性能は気にしなくても良いと判断しました。

またエックスサーバーを使うにあたり、キャンペーンで以下のような特典がありました。

  • 通常は 3,000円の初期費用が無料
  • 独自ドメインが永年無料

とくに 2 つ目に関して、当ブログで使っている.netの独自ドメインは年間で 1,400円ほどかかりますが、これがずっと無料です。

実際にドメインを移管し、以下のとおり今後はドメイン代金を支払う必要がなくなりました。

エックスサーバー 永年無料ドメイン

この特典はドメインの新規登録だけでなく他社からのドメインの移管でも受けられるため、エックスサーバーを選ぶ決め手の一つになりました。

また以下にツイートしたように WordPress の移管や設定のマニュアルが充実しており、セットアップで迷うこともありませんでした。

実際の画面ではコントロールパネルのわかりやすい位置に「関連マニュアル」のリンクがあります。

エックスサーバー コントロールパネル マニュアルのリンク

設定で意味がわからないときにすぐにマニュアルを見ることができるのが、とてもユーザーにやさしいと感じました。

おわりに

さくらのVPSからエックスサーバーへ引っ越した理由をまとめます。

  • OSやソフトウェアのアップグレードが面倒になった
  • サーバーで問題が起きたときの調査が面倒になった
  • エックスサーバーの性能や特典が魅力的だった

を使い始めて 2 週間ほど経ちますが、とくにトラブルもなくブログを運営できており満足です。

エックスサーバーの登録方法と、いつ登録すれば損をしないのかをまとめた記事は以下をご覧ください。