【2020年版】アニメ「ダイの大冒険」第20話「今すべてを斬る」の感想


【2020年版】アニメ「ダイの大冒険」第20話「今すべてを斬る」の感想

こんにちは、fidnです。ダイの大冒険の約30年のファンです。

2020年版ダイの大冒険のアニメの第20話「今すべてを斬る」を視聴しました。

前回の第19話「アバン流最後の奥義」での空裂斬に続き、2週も連続で必殺技が見られる熱い回でした。

原作との違いや心に残ったシーンをふまえて、長年のファンの視点で以下のスタンスで感想を書きます。

  • 原作や1991年版のアニメとネガティブな比較はしない
  • 監督・声優さん・作曲家さんなど制作陣をリスペクト

注意点としてこの記事はアニメだけでなく、原作のネタバレも含みます。

今回も原作すべてとアニメを見ていない方はこの先を絶対に見ないでください。きっと後悔します。

原作とアニメを見た方は、続きをお読みいただければと思います。

2020年版アニメ「ダイの大冒険」第20話「今すべてを斬る」の感想

第20話「今すべてを斬る」の感想をまとめます。

  • ちょっと意外な表現が多用されていたものの、理由はおそらく・・
  • 「あの必殺技」が出るまでの流れ、やはり最高
  • ありがとうフレイザード

続いて、感想をそれぞれ詳しく書いていきます。

ちょっと意外な表現が多用されていたものの、理由はおそらく・・

これまでの 2020年版ダイの大冒険のアニメから考えると、ちょっと意外な表現が多用されていました。

それはフレイザードがダイに放つ「クソガキ」という言葉です。

もちろん原作でもこの表現が使われています。

しかしアニメでのストレートな表現に少し驚いたのも事実です。というのもこれまでの2020年版アニメではダイを子供扱いする表現が控えめになっていたように思えるためです。

たとえば第10話「いざパプニカ王国へ」では、ダイを子供扱いするポップとマァムの以下の会話シーンがカットされていました。

マァム「いけない ヒュンケルの件は力でも技でもダイを上回ってる!まるで子供扱いだわ!!」
ポップ「ま・・・まあ実際ダイは子供だけどよ・・・」

引用元:引用元:ダイの大冒険 文庫版 第3巻 71ページ

第10話「いざパプニカ王国へ」の感想では、この理由を以下のように考察していました。

  • 単純に時間を短くして展開を早めるため
  • アニメを見ている子供たちに、「子供扱いされる」ことがバカにしているような表現に取られないよう配慮
  • シリアスさを重視するため

親子2世代で一緒に楽しめる作品にしたいことはアニメの監督がインタビューでも語っているため、子供に対する強めな表現は抑えられているものと考えていました。

しかし空裂斬でやられてしまった恨みや、「こいつには負ける気がしない」と言うダイへのフレイザードの逆上を考えると、「クソガキ」以外の表現は逆にふさわしくないというのも事実です。

最終的にダイはそんな「クソガキ」呼ばわりするフレイザードを、アバンストラッシュで華々しく打ち破ります。

こういった悪を打ち破る展開を考えると、アニメを見ている子供たちには配慮しつつ、フレイザードのセリフはあえて改変されなかったのだと思いました。

「あの必殺技」が出るまでの流れ、やはり最高

第20話の感想として外せないのは、やはりダイの完成版アバンストラッシュなのは間違いないでしょう。

アバンストラッシュが炸裂するまでの以下の流れが、完璧に再現されていました。

  • 「こいつには負ける気がしない」と謎の自信に満ちたダイ
  • ヒュンケルの「完成だっ・・!!」という察知
  • 「見てくれ・・アバン先生」からのアバンストラッシュ

フレイザードがミストバーン提供の鎧を身に着け、呪文が聞かずクロコダインを上回るパワーで強くなってしまった絶望感。

それをダイが一気に吹き飛ばす展開は、最高という以外に表現のしようがありません。

ダイ役の種崎敦美さんの「アバンストラッシュだ~~~っ!!!」というセリフも、力のこもり具合が違ったように感じます。

ちなみに種崎敦美さん、第20話の放送前に以下のようなツイートをされていました。

思わず吹いてしまったことは言うまでもありません。

ありがとうフレイザード

ダイの大冒険では屈指の極悪キャラのフレイザード、おそらく今回のアニメ第20話が最後の登場になると思われます。

ダイがこれまで戦ってきたハドラー・クロコダイン・ヒュンケルと違い「完全に消滅してしまった」扱いであり、原作でも今後は登場する機会がないためです。

原作を見ていたころはハッキリいって嫌いなキャラでしたが、大人になって改めて見てみると以下のような点は学ぶべきところがあります。

  • 性別に関係なく平等
  • リターンのためならリスク(外したら痛い目をみる)を承知で行動する
  • 勝利への尋常ではないこだわり

もちろん口が悪かったり禁呪法などの卑怯な手を使ったりする点は考えものですが、信念のためにこれほどブレない芯を持ってストレートなキャラはそうそういません。

またフレイザード役の奈良徹さんの演技がこれで見られなくなる点も極めて残念です。

奈良さんはアニメ化にあたり真っ先に「フレイザードやりたい!」とお考えになり、第20話の放送後に公開された以下のインタビューでもその理由を語られていました。

そうですね。フレイザードはリアルタイムで愛読していた当時からすごく印象に残っていたキャラクターでしたし、声優になった今でも興味の尽きないキャラクターなんですよね。

僕はふだんから悪役をやらせていただく機会が多いんですが、そういう人間からするとフレイザードはすごく「挑戦してみたい」と思わせてくれる役柄です。とことん突き抜けた感じがたまらないんです。

フィンガーフレアボムズを使うときの得意気な様子、戦うより勝つのが好きと言い切る正直さ、アバンストラッシュに破れミストバーンに助けを懇願する最期。

どのシーンをとってもこれ以上は考えられない演技で、フレイザードに命を吹き込んでくださったことに感謝です。

おわりに

第20話「今すべてを斬る」の感想をまとめます。

  • ちょっと意外な表現が多用されていたものの、理由はおそらく・・
  • 「あの必殺技」が出るまでの流れ、やはり最高
  • ありがとうフレイザード

第21話のタイトルは「マァムの決意」で、ついにバラン編への突入がはじまろうとしており目が離せません。

新アニメで描かれることが期待される、ダイの大冒険で押さえておきたい感動シーンは以下の記事にまとめています。