外資系企業に転職してつらかった3つのこと【4年の振り返り】


外資系企業に転職してつらかった3つのこと【4年の振り返り】

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こんにちは、fidnです。

外資系企業に転職し、4年以上が経ちました。

前回、「外資系企業に転職してよかったこと」に書いたとおり、筆者は「外資系に転職して良かった」と感じる派です。

しかし逆に外資系企業ゆえにつらかったこともあります。

地方の小さな企業から外資系企業に転職した経験をもとに、転職してつらかったことを3つまとめます。

あなたが外資系の企業への転職・就職をお考えであれば、ひとつの参考になるはずです。

【結論】外資系企業に転職して4年、つらかった3つのこと

結論からお伝えすると、外資系企業に転職してつらかったことは以下の3つです。

  • 英会話がつらい(特にインド英語)
  • ノルマがつらい(KPI・Productivity)
  • 激しい変化がつらい

まずは簡単に筆者の経歴をお話したあと、それぞれの理由を解説していきます。

外資系企業に転職する前の筆者

筆者は外資系企業に転職する前、地方の小さなIT系の会社でシステムエンジニア・客先常駐ヘルプデスクとして働いていました。

2016年に東京の外資系企業に、サポートエンジニアとして転職しました。

※サポートエンジニア:ITの技術的なお問い合わせに対応するエンジニア

それでは外資系企業に転職して4年、とくにつらかったことから理由とともに解説します。

英会話がつらい(特にインド英語)

外資系といえばやはり英語ですが、英語を聞くこと・話すことは未だにつらいです。

これは筆者のポジション(役職)にもよりますが、以下の理由によるものだと考えています。

  • 読み書きに比べ、英会話の機会が少ない(慣れる機会が少ない)
  • 国によって英語のアクセント・なまりが異なる

とくに国によって英語の発音・なまり・会話スピードが異なり、聞き取りづらいことが英会話がきつい大きな理由です。

TOEIC のテストでもアメリカ英語・イギリス英語・オーストラリア英語で発音が異なることは、ご存じの方も多いと思います。

一方で筆者の経験では、アメリカなどのネイティブスピーカーよりも、インド系の同僚と話す機会のほうが多いのが現実です。

以下の Wikipedia からの抜粋にあるとおり、インド英語は発音がかなり特殊です。

イギリス英語を基調としているものの、Rを強く発音するため、母音が後続しないRも日本人の耳には「ル」のように聞こえる(park → パルク)。現代の英米では発音されない音も含めて、綴り字通りに読む(Wednesday → ウェドネスデイ)

同じ人と何度か会話していると「慣れてきた・・?」と感じることもありますが、別の人と会話すると自信が打ち砕かれます。

こうした「英語聞き取れない問題」に対して、筆者は以下の方法で対応することにしています。

  • 聞き取れなかったら何回でも「sorry?」と聞き返す
  • 一部が聞き取れなかった場合、「自分はこう理解したんだけどあってる?」と聞き返す
  • 「英語はヘタなんだ・・ごめんよ」ではなく、「第2言語だ!文句あるか!」という心持ちでいる

日本人同士の会話でも良く聞こえなかった場合は聞き返しますし、変に自信をなくして小さい声になってしまうほうがマズいという考え方です。

もちろんインド系の人でも聞き取りやすい英語の人もいます。インド英語のことを悪く言うつもりもありません。こちらが聞き取れていないことを察して、ゆっくり喋ってくれる人もいます。

インドの方がアクセントに対してどう思っているか聞いた興味深い動画がありました。人によって考え方は違うものの、逆にほかの国のアクセントが不自然と感じる人もいるようです。

もしかしたら筆者も「こいつの日本人英語、よくわかんないな・・」と思われているのかもしれません。

ノルマがつらい(KPI・Productivity)

ノルマがつらいです。いわゆる KPI(Key Performance Indicators)や Productivity(生産性)などと呼ばれるものです。

たとえば筆者の勤務先では IT サポートエンジニアの場合、以下のような指標で評価されます。

  • 目標に対し、何件のお問い合わせを解決したか
  • 顧客の満足度
  • そのほか(トレーニングや後輩のメンタリングの実施)

ノルマは「がんばれば達成できる」程度に設定されています。(もちろん会社によって異なると思われます)

言い換えれば「がんばらないと達成できない」ため、プレッシャーやストレスに追われるような感覚があることは否めません。

一方でノルマは具体的な数値の目標であるため、あいまいな目標とは違って進み具合がハッキリ見えます。

たとえば筆者は以下のような方法でノルマをクリアする方法を考えてきました。

  • 1日あたりのノルマを意識しつつも、1週間ぐらいの単位で帳尻が合えば良いと考える
  • ルーチンタスクはできるだけ自動化する・手間を減らす
  • よく使う情報は簡単にアクセスできるようにしておく
  • 同僚に助けを求めることを恥じない(みんな専門外のことはわからない)
ノルマの有無は向き不向きがありますが、攻略する方法を考えて試していくことはゲームに似た感覚かもしれません。

少なくとも「自分がしていることが役に立っているかわからない」という心配は、ノルマに対する数字を伸ばしていくことで振り払うことができます。

激しい変化がつらい

外資系に転職してつらかったことの最後は、激しい変化です。

もちろん日本の企業でも変化はつきものですが、外資系の企業だと海外の本社・海外チームに起因する変化が多々あります。

たとえば筆者が勤める会社では、以下のような変化が割と頻繁にあります。

  • 事前の通達なく、新しいサービスや新機能が出る
  • 業務プロセスが突然変わる

とくに IT サポートエンジニアという仕事では、出たばかりの新機能をお客様がすぐに問い合わせてくることが頻繁にあります。

また今まで普通にやっていた業務プロセスが突然変わり、不便を強いられることも少なくありません。

決して海外チームの言いなりというわけではありませんが、振り回されることも結構あるといった感じです。

こうした変化は初めのうちは戸惑いましたが、次第に「ああ、またか」と慣れてくるものでもあります。

また海外の開発チームや、開発チームに近いチームと積極的に絡んでいくことで、事前に情報を入手することも不可能ではありません。

激しい変化はつらいものの、変化に対応することに慣れるという意味では外資系企業は良い環境かもしれません。

おわりに

外資系企業に転職してつらかったことをまとめます。

  • 英会話がつらい(特にインド英語)
  • ノルマがつらい(KPI・Productivity)
  • 激しい変化がつらい

外資系企業へ転職しようか検討している方、これから転職する方の参考になればうれしいです。

逆に外資系企業へ転職してよかったことは、以下の記事にまとめています。

日本の企業が合わない人に外資系企業をおすすめしたい理由は以下の記事にまとめています。