外資系企業に転職してよかった3つのこと【4年の振り返り】


外資系企業に転職してよかった3つのこと【4年の振り返り】

※当ブログではアフィリエイト広告を利用しています。

こんにちは、fidnです。

外資系企業に転職し、4年以上が経ちました。

向き不向きはあると思いますが、筆者は「外資系に転職して良かった」と感じる派です。

地方の小さな企業から外資系企業に転職した経験をもとに、転職してよかったことを3つまとめます。

あなたが外資系の企業への転職・就職をお考えであれば、ひとつの参考になるはずです。

【結論】外資系企業に転職して4年、よかった3つのこと

結論からお伝えすると、外資系企業に転職してよかったことは以下の3つです。

  • 自己肯定感が上がった(年収・承認欲求)
  • 詳しい人に質問しやすく、ときに自分が教えることができる
  • 色々な人に出会い、考えを広げることができた

まずは簡単に筆者の経歴をお話したあと、それぞれの理由を解説していきます。

外資系企業に転職する前の筆者

筆者は外資系企業に転職する前、地方の小さなIT系の会社でシステムエンジニア・客先常駐ヘルプデスクとして働いていました。

2016年に東京の外資系企業に、サポートエンジニアとして転職しました。

※サポートエンジニア:ITの技術的なお問い合わせに対応するエンジニア

それでは外資系企業に転職して4年、とくによかったことから理由とともに解説します。

自己肯定感が上がった(年収・承認欲求)

まず1番よかったのは、自己肯定感が上がったことです。

これは以下の理由からです。

  • 年収が爆裂に上がった(2倍以上)
  • 同僚から顧客から認められる機会が増えた

年収については「いきなりお金の話だな」と思われるかもしれません。

しかし「年収が上がらない」ことによって、かつての筆者は自己肯定感を奪われていたと感じます。

なぜなら新卒で入った転職前の会社では一回も昇進できず、7 年で上がった基本給は月2万円だったためです。

これは「ある年齢までは昇進できない」年功序列という日本の企業にありがちな制度によるものですが、事実として年収が上がらないことは以下のような感情につながります。

  • 「長年勤めても給料が上がらず、会社に認められない」という感覚
  • 「自分の年収はこのあたりが限界」という思い込み

実際に転職前の会社では自分のやっていることが「誰かの役に立っている」という実感がありませんでした。同僚や顧客から褒められたりフィードバックをもらう文化がなかったためです。

一方で転職後の外資系の企業では同僚や顧客から、「良い点」「改善すべき点」のフィードバックをもらう文化があります。

たとえば筆者がもらった最もうれしいフィードバックは、複雑な問い合わせを解決したときに先輩エンジニアからもらった「誰にでもできるものではないですね」というフィードバックです。

ときには逆に厳しい意見をもらうこともありますが、こうした文化は「周りに認められる」という成功体験を積み重ねることに繋がり、自己肯定感を大幅に上げてくれたと感じています。

余談になりますが筆者は転職する前、とくに IT 系の資格を取りまくっていました。(一覧はプロフィールにあります)

これは新しいことを勉強するという目的のほか、自己肯定感・自信の無さを資格で埋めるためでもあったというのが正直なところです。

勉強しているという点では転職後も同じですが、以前ほどは資格を取りまくろうとは思わなくなったという心境の変化もありました。

詳しい人に質問しやすく、ときに自分が教えることができる

2つ目によかったのは詳しい人に質問しやすく、ときに自分が教えられることです。

これは外資系の企業では「ポジション」という形でメインとなる職務が決められており、専門性を伸ばしやすいためです。

専門性が伸ばしやすいことにより、以下のような良い点があります。

  • わからないところは、より専門的な人に聞くことができる
  • 自分も、ある分野に詳しくなれる

一方で同僚に助けを求めるときには「忙しいんじゃないだろうか」だったり「何度も質問して嫌われはしないだろうか」と遠慮してしまいがちです。

しかしこうした心配はほとんどなく、逆に「よく質問する人ほど好かれやすい」というのが筆者の体感です。

実際に「人に頼む技術」という書籍には、ある実験によって「頼み事に応じるとその人に好意を抱く」ことがわかったとされる一文があります。

私たちは通常、嫌いな相手には何かを与えようとはしません。ですから、〝何かを与えているということは、自分はこの相手に好意を持っているのだ〟と考えるようになるのです。

また以下にツイートもしましたが、頼みごとをするときのコツとして「チームメイトには謝りながらお願いをしない」というのも大事な点です。

もちろん自分で調べずに同僚にいつも丸投げするのはNGですが、外資系の企業では専門性が伸ばしやすいことにより、持ちつ持たれつの関係が維持しやすいと感じています。

なお転職した当時の私のように、強みといえるものが無くても少しずつ強みを作ることは可能です。

たとえば以下のようなものに詳しくなることは、自分だけの強みをつくるチャンスです。

  • 新しすぎてほかの人がよく知らないもの
  • ほかの人がやりたがらないもの

こういったものに詳しくなれると、「自分だけのポジションを確立する」ことに繋がるためです。

色々な人に出会い、考えを広げることができた

3つ目によかったことは、色々な人に出会って考えを広げることができた点です。

転職する前の企業では、「一つの企業で定年まで勤めあげる」ことだけが自分のキャリアだと本気で考えていたためです。

この考えは「筆者の親がそうだったから」、という理由によるものでした。

しかし外資系の企業では日本人はもちろん、世界中の多様な人が同じ会社で働いています。

その中には以下のように、本当に色々な人がいます。

  • ずっと同じポジションで仕事を続けている人
  • 海外のチームに異動していく人
  • 筆者が勤める4年で転職し、さらに2回以上の転職をした人
  • フリーランスから外資系に入り、またフリーランスに戻っていく人
  • 会社を卒業し、学生になる人

これらはどれも正解なのだと思います。人それぞれ何のために生きているかは異なるためです。

ゆるい繋がりではありますが、転職した元同僚が活躍しているのをSNSなどで見ると自分のやる気にもつながります。

もちろん「他人が転職したから転職する」というように、自分で考えずに他人の行動に影響されてしまうのは考えものです。

しかしいろいろな考えの人に出会って話を聞き頭の片隅に置いておくことは、考え方や人生の選択肢を広げることに繋がると感じています。

なお筆者は転職は考えておらず、まだまだ現職でがんばる道を選ぶつもりです。

おわりに

外資系企業に転職してよかったことをもう一度まとめます。

  • 自己肯定感が上がった(年収・承認欲求)
  • 詳しい人に質問しやすく、ときに自分が教えることができる
  • 色々な人に出会い、考えを広げることができた

外資系企業へ転職しようか検討している方、これから転職する方の参考になればうれしいです。

逆に外資系企業へ転職してキツかったことは以下の記事にまとめています。

日本の企業が合わない人に外資系企業をおすすめしたい理由は以下の記事にまとめています。