「成功する歯科医院経営 88の法則」を読んでみた感想・レビュー

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歯医者なんてできれば行きたくないですよね。

私も以前はそうでしたが、現在は自分にあった歯医者が見つかり定期的に通うことができています。

Kindle Unlimited で「成功する歯科医院経営 88の法則」という本が読み放題の対象だったので、患者側の視点から読んでみました。

本の概要と、ためになった部分や面白いと感じた部分をご紹介します。

「成功する歯科医院経営 88の法則」の著者と概要

本の正式なタイトルはサブタイトルまで含めると「成功する歯科医院経営 88の法則 成功している歯科医院は何をしているのか?」です。

歯が健康だと以下のように人生が捗る可能性が高まります。

  • 歯が美しくなることによって人とのコミュニケーションが楽しくなる
  • 元気で楽しい時間を延ばせる

多くの人にとって行きたくない場所である歯医者が通いやすい場所であれば、より多くの人に喜びや幸せを提供できるという著者の考えが、本書の主な内容です。

著者はピラミッド型で磨きやすい「奇跡の歯ブラシ」を開発した「西尾秀俊」氏で、以下のような経歴を持つ方です。

  • 元証券会社のセールスマン
  • 歯ブラシやマウスピースなど歯に関する用品の開発
  • 歯科開業のプロデュース・経営コンサルティング
  • (歯医者さんではない)

著者については「奇跡の歯ブラシの開発者「西尾 秀俊」さん(西尾社長)について調べてみた」にもまとめています。

「成功する歯科医院経営 88の法則」を読もうと思った理由

この本を読もうと思ったのは以下の理由からです。

著者の思考をなぞるため

著者の思考をなぞることで、ビジネスや人生観で参考にできることがあるのではないかと考えたのが 2 つ目の理由です。

著者の西尾氏はこの本のほかにも以下のような本を出しています。私はどちらも読みました。

レビュー:奇跡の歯ブラシ開発者の本「人生のすべてがうまくいく魔法の鍵」を読んだ感想【西尾社長】

レビュー:歯ブラシの本・・?「奇跡の歯ブラシBook」を読んでみた感想・レビュー

さらに西尾氏は「奇跡の歯ブラシ」という変わった形の歯ブラシを数多く売り上げていますが、その成功までには多くの困難があったことが上記の本で語られています。

そんな著者が歯科経営で重視していることの中に、他のビジネスの分野でも使えるものがあるかもしれないと考えました。

どんな基準をもって歯医者を選べばよいか参考にするため

どんな基準で歯医者を選べば良いか参考にしようと思ったのが 1 つ目の理由です。

この本は歯医者を経営する人のために書かれていますが、私は IT エンジニアなので歯科医院の経営には全く興味はありません。

しかし以下のような点について、参考にできるものがあるかもしれないと考えました。

  • いま通っている歯医者はどのぐらいあてはまっているか
  • もし新しい歯医者に行くとしたらどんな基準で選べばよいか

私は現在通っている歯医者にそこそこ満足していますが、「成功する歯科医院経営 88の法則」のうち外観からわかる部分は当てはまっている点が多い印象です。

ただ歯医者の中のことはわからないので、あくまで患者側からわかる点だけです。

Kindle Unlimited で読み放題の対象だったため

正直なところ読み放題ではなかったら、自分で買ってまでは読まなかったかもしれません。

しかし読むハードルが下がった一番の理由はこれです。Kindle Unlimited で読み放題の対象になっていたので気軽に読めました。

関連記事:本が読み放題!Kindle Unlimitedの登録方法と使い方【30日は無料】

実際に参考になった・共感できた部分を次でご説明していきます。

「成功する歯科医院経営 88の法則」の感想・学べたこと

人が何にお金を払うのか

自費施術をした後に具体的に起きうる「個々の患者さんの幸福」をイメージさせ、それが「現実的に実現性の高い価値がある」と認識した瞬間に、人々はお金を払うという行為をします。

書中の「自費治療」とはいわゆる保険がきかない治療で、患者としては金銭的に多くの負担があるものです。

できれば保険がきく治療だけで安く済ませたいというのが患者の本音ですが、治療の後の幸せを「イメージ」させることで、自費治療に価値を感じさせるという内容です。

思い当たる例として私は 2 回目に銀歯が取れたとき、上の前歯も虫歯になっていて部分的に白い詰め物をしてもらったことがあります。

このときは保険のきく安い詰め物で済ませましたが、経年劣化で白い詰め物が茶色くなり、他人と話すときにその部分が気になっていました。

今の歯医者に通い始めて虫歯の治療が一通り終わった後、この前歯も直してもらいましたが、その時に選択できた素材は以下のものがありました。

  • 保険がきくものの、前と同じ素材(安い)
  • 保険がきかないけれど、より白さが長持ちする素材(高い)

このときは「人と喋るときに前歯を気にしなくて良い期間を長くしたい」ということに価値を感じて、高いほうの素材を選択しました。

人がお金を払うときに何を価値として感じているのかは、ビジネスやインターネットでの物販においても役立つ重要な考え方だと感じました。

できない理由を並べるのではなく「やる」

61番目の法則「現状を「嘆かず、愚痴らない」」からです。この項目は他の法則よりもやや多くページ数が割かれていました。

100パーセント確実なことは、現状を「嘆いて、愚痴って」いる人で成功する人は、絶対にいないということです。

なにか困難なことがあるときに、以下のように考えてしまったり愚痴を言ってしまうことがあります。

  • 自分にはどうせ無理だ
  • 今は時代が悪い

ただ筆者の西尾氏をはじめ、成功している人の多くは以下のマインドを持っているのだと感じました。

  • 出来ない理由を並べない
  • どうすればできるか考える・もしくはただ「やる」

私には地方から東京への転職の経験があり、転職する前は自分には無理だと考え、現状のままでいることを選ぼうとしました。

しかし有休をとって東京に行き面接したり、ネットで調べつつ賃貸を選ぶことで実現できました。

今でもたまに現状に愚痴ってしまうことはありますが、実際の経験からもこの部分には強く共感できました。

悪口を言われた時の考え方

もし、悪いことはしていないのに、「悪口」を言われていたら、それは「成功する前兆」です。あなたの実力がわかる人がその実力を認め、恐れている証拠です。

自分に非がないはずの場合に悪口を言われると萎えますが、これを逆にチャンスと考える発想が参考になりました。

私の経験だと、20 代で IT 系の資格である情報セキュリティスペシャリスト試験に受かった時に、嫌味のようなことを言ってくる人もいました。まさにそういうことなんだなという思いです。

しかし裏返せば自分が他人にあれこれ言いたくなったり、嫉妬を覚えたときは自分がその人を恐れているというサインでもあります。

こんなときはグッとこらえて、前述の「どうすればできるか」というところに立ち返ることも大事だと感じました。

おわりに

書籍「成功する歯科医院経営 88の法則」から共感できたこと、学びのあったことをまとめます。

  • 人が何にお金を払うのか
  • できない理由を並べるのではなく「やる」
  • 悪口を言われた時の考え方

歯医者を経営する人向けの本でしたが、他のビジネスや会社員としても使える考え方がありました。

興味がわいた方は、Kindle Unlimited か実際の本で読んでみてはいかがでしょうか。

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