DAN Cases A4-SFX v3 と Core i7 8700 で超小型の自作デスクトップPCを組んでみた


DAN A4 SFX v3

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パソコンを4年ほど使用してきてそろそろ新しいものが欲しいと思い、自作PCやノートパソコンなどをいろいろ検討していました。

そんな中 DAN Cases A4-SFX という素敵なケースを見つけたため、こちらで自作PCを組むことに決めました。

先日ついにケースやパーツが到着し、一通り組み終わったので DAN Cases A4-SFX の写真とともにレビューをご紹介します。

前の自作PCと今回の自作PCの比較

以前までのPCと今回新しく組んだ自作PCの主なスペックは以下の通りです。

CPU Core i5 4440 3.1GHz Core i7 8700 3.2GHz
メモリ 8GB 32GB
SSD 256GB 500GB
HDD 2TB 1TB
グラフィックボード GeForce GT 520 GeForce GTX 1050Ti
ASRock Radeon RX 6400 Challenger ITX 4GB (故障のため2022年5月に交換)
ASUS DUAL-RTX4060TI-O8G (2023年7月に交換)
OS Windows 10 Home Windows 10 Pro

グラフィックボードは少し前にディスプレイの新調に合わせて交換済みでしたが、旧自作PCを組んだ時との比較です。以前の自作PCとの主な違いはメモリが 4 倍になったことです。

今回自作したPCの詳細な構成

パーツ 品名
OS Windows 10 Pro 日本語版
マザーボード ASUS ROG STRIX B360-I GAMING
メインSSD Crucial MX500 CT500MX500SSD1/JP
Western Digital WD Blue SN550 500GB
Western Digital WD Black SN770 2TB
サブHDD SSD HGST 0S03565 [1TB 9.5mm]
Crucial P3 4TB
CPU Intel Core i7 8700 BOX
メモリ Corsair CMK32GX4M2A2666C16 [DDR4 PC4-21300 32GB
グラフィックボード ASUS PH-GTX1050TI-4G [PCIExp 4GB]
ASRock Radeon RX 6400 Challenger ITX 4GB
ASUS DUAL-RTX4060TI-O8G
電源 Silverstone SST-SX600-G
CORSAIR SF600
ケース Dan cases A4-SFX v3

今回作成したPCの詳細な構成です。ケース以外のパーツはすべて Amazon で購入し、今回の肝となるケースは SFFLAB のページから Pre-order(予約注文)という形で予約購入しました。

  • A4-SFX – SFFLAB ※ページがなくなりました

ケースが届くまでの大まかなタイムラインは以下のとおりです。

  • 2018/4/3 予約購入(この時点で予定発送日が 5/16)
  • 2018/5/5 発送が 5/30 ぐらいまで遅れる予定の連絡
  • 2018/5/22 発送が遅れの予定より少し早まった旨の連絡
  • 2018/6/1 台湾から到着

2019年6月30日追記 朗報です!DAN Cases 公式サイトで、日本では Dirac(株式会社ディラック)より取り扱われる旨の記載がありました。

The A4-SFXv4 will be available on Caseking, OverclockersUK, SFFLab and Dirac – Japan in May/June 2019.

引用元:DAN Cases

Amazon でも「ディラック」より取り扱いが開始され、買うことができるようになりました!

DAN Cases A4-SFX v3 レビュー

フロント部分は電源ボタンと USB 3.0 一つのみのシンプルなつくりです。
DAN Cases A4-SFX 前から

側面と上部はメッシュ状になっています。
DAN Cases A4-SFX 横からみた図

DAN Cases A4-SFX 横からみた図

背面はマザーボードのパネル、グラフィックボード、電源のみです。
DAN Cases A4-SFX 後ろから

マニュアルは英語ですがわかりやすい図解になっており、あまり迷うことはありませんでした。一部、電源ユニットの装着部分などは事前に電源ユニットと各パーツを先に接続しておくと組み立てがラクな部分がありました。
DAN Cases A4-SFX マニュアル

内部の大きな特徴は(フロントから見て)左右に領域が分かれているところと、グラフィックボード接続用の PCIe ライザーケーブルが伸びている点です。このライザーケーブルがあることによりマザーボードとグラフィックボードを両方縦に配置することができ、スリム化が実現されています。
DAN Cases A4-SFX 内部CPU側

DAN Cases A4-SFX 内部GPU側

組み終わったところです。Mini-ITX 用のケースで組むのは初めてでしたが、小さいので机の上で組み立て作業ができたのはかなりラクでした。

半面、内部が狭いため特に電源ユニットから延びるケーブルの処理にかなり手間取りました。 PCIe ライザーケーブルが窮屈な感じに曲がっていますが、これは元から貼ってあったテープを外していないからだと思われるため、直す予定です。

DAN Cases A4-SFX CPU側組み終わり

グラフィックボード側はこんな感じです。GeForce GTX 1080 など巨大なグラフィックボードの横幅にも対応している一方、GTX 1050Ti 程度であれば横幅は半分と少し程度で収まります。

DAN Cases A4-SFX GPU側組み終わり

タンブラーと比較してもこの大きさです。今まで ATX ケースを使っていたため床置きしていましたが、この大きさなら机の上に置いても邪魔になりません。

DAN Cases A4-SFX タンブラーとの比較

今回 NVMe M.2 SSD にしようか検討しましたが、用途によっては SATA 6.0Gb/s と体感速度があまり変わらないという情報もあったので見送りました。

しかし組み立てるとき電源周りのケーブルの収納に苦労したため、SATA データケーブル・電源ケーブルを減らせるメリットを取って M.2 SSD を使っておけばよかったです。

追記:SSD故障につき Western Digital の M.2 SSD に換装しました。ケーブルレスで取り付けのラクさが比較にならないので、絶対にこちらのほうが良いです。

さらに追記:故障はしていないもののSSDが手狭になってきたので、メインを2TBに増強しました。

さらにサブのHDDも4TBのM.2 SSDに交換しました。

しかし狭い空間にパーツがギッシリ詰まったこの感じ、良いです。

余談ですが一番最初に組み終えて電源を入れたとき BIOS の起動画面まで進まないハプニングがありました。

何かの初期不良に当たってしまったのかとかなり焦りましたが、マザーボードに CPU 用電源を挿し忘れるという凡ミスをやらかしていました。

CPU や GPU の温度について

小型 PC のため CPU や GPU の温度が気になるところですが、ゲーミング用途としても想定されており冷却のためのエアフローも考慮して設計されています。

リテールクーラーのままですが、現在のところ急激な温度の上昇はありません。

DAN Cases A4-SFX CPU温度

おわりに

PC ケースとしては決して安いとは言えませんが、ほぼ一目ぼれで購入したこともあり小型でとても愛着がわくケースです。

かわいらしい相棒として、大事に使っていきたいと思います。

明るいカラーが好みの方にはシルバーもあります。

2019/03/27 追記
ある理由から電源を別のものに変えました。その理由と変えた電源については下記の記事をご覧ください。

関連エントリ:PCの電源に「Silverstone SST-SX600-G」を使うのをやめて「CORSAIR SF600」に変えた理由