【2020年版】アニメ「ダイの大冒険」第72話「最後の一太刀」の感想

【2020年版】アニメ「ダイの大冒険」第72話「最後の一太刀」の感想

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こんにちは、fidnです。ダイの大冒険の約30年のファンです。

前回に続き、2020年版ダイの大冒険のアニメの第72話「最後の一太刀」を視聴しました。

アニメオリジナルの熱い演出が多く、「アニメ作ってる人たち、ダイの大冒険好きすぎでしょ・・!」と思わずにいられない回でした。

原作との違いや心に残ったシーンをふまえて、長年のファンの視点で以下のスタンスで感想を書きます。

  • 原作や1991年版のアニメとネガティブな比較はしない
  • 監督・声優さん・作曲家さんなど制作陣をリスペクト

注意点としてこの記事はアニメだけでなく、原作のネタバレも含みます。

今回は原作すべてとアニメに加え、映画を見ていない方もこの先を絶対に見ないでください。きっと後悔します。

原作とアニメを見た方は、続きをお読みいただければと思います。

2020年版アニメ「ダイの大冒険」第72話「最後の一太刀」の感想

第72話「最後の一太刀」の感想をまとめます。

  • ギガストラッシュの演出が神
  • ハドラーに学ぶ潔さと人生観
  • ポップのカッコよさとキルバーンのいやらしさが絶妙

続いて、感想をそれぞれ詳しく書いていきます。

ギガストラッシュの演出が神

前半パートは「竜の騎士」の音楽から始まる熱い展開で、ついにダイのギガストラッシュが披露されました。

原作さながらの展開が素晴らしかったのはもちろんですが、アニメオリジナルでかなり熱い演出が 2 つありました。

1つめはダイがライデイン剣を鞘に納めるとき、背後のポップ・マァム・レオナがダイと一緒にハドラーを見つめる演出です。

原作ではこのシーンではダイの背景は白でした。アニメでは「ダイがこれから仲間の想いを背負って技を繰り出す」ことがより一層伝わってきました。

なおヒュンケルは残念ながら立ち位置的にダイにかぶってしまっており、鎧だけが少し見えていました。

2つめはダイとハドラーがそれぞれギガストラッシュと超魔爆炎覇を放つときの演出です。以下の演出は、原作でも見ることができました。

  • ギガブレイクのかまえでバランが背景に出現
  • アバンストラッシュのかまえでアバンが背景に出現

一方でアニメでは以下の熱くエモい演出が追加されていました。

  • 「ギガブレイク」「超魔爆炎覇」「ギガストラッシュ」の画面いっぱいのテロップ
  • ダイがギガストラッシュを放つときに「アバンとバランの両方」が現れる

技を放つときに仲間キャラが現れるアニメーションは、「ここぞ」というときに見られる熱くてとても好きな演出です。

ダイ好きTV#63」でも話題に出ていましたが、ドラゴンボールのセル戦での「親子かめはめ波」などもそうでした。

第72話では「アバンとバランの両方」が現れることで、まさにハドラーの言う「アバンの技とバランの力」が体現されていました。

なおダイがアバンストラッシュを放つときにアバンが背景に現れる演出は、劇場版「ドラゴンクエスト ダイの大冒険 起ちあがれ!! アバンの使徒」でも使われていました。

このダイとアバンがアバンストラッシュをかまえるシーンは「タカラ PPカード」の No.92 でイラストとしても使われており、好きなカードの一つです。

アニメのギガストラッシュの演出も、クロスブレイドでカード化されたりすると嬉しいな・・と思っています。

ハドラーに学ぶ潔さと人生観

残念ながら敗れてしまったハドラーでしたが、負けを認める潔さはカッコイイものがありました。

とくにギガストラッシュを受けた直後の以下のセリフは、まさに悔いはない・やりきったという気持ちが現れていたと感じます。

我が全身全霊ッ!!!敗れたりっ!!!!

引用元:ダイの大冒険 第72話「最後の一太刀」

普段の生活では全力をかけた闘いというのは、私はスポーツの試合などで見る側・応援する側になることがほとんどで、なかなか自分がすることはありません。

近いものでいえば「いい仕事をした」ときや「納得のできるものを作った」ときですが、これらも頻繁にあることでは無いと思います。

続くダイとハドラーの会話の中にある以下のセリフには、すべてを出し切ったハドラーから、人生観も学べるものがあると感じました。

短い間だったが 確かな手ごたえがあった・・・・・・

引用元:ダイの大冒険 第72話「最後の一太刀」

ハドラーのこのセリフはロン・ベルクやポップの以下のセリフとも共通するものを感じます。

  • ロン・ベルクの「あの剣はよくできた」
  • ポップの「一瞬だけど閃光のように」

なにに打ち込むかは人それぞれですが、ハドラーには人生で熱くなれるもの・確かな手ごたえを感じられるものを探したい・挑戦したいと思わされました。

ポップのカッコよさとキルバーンのいやらしさが絶妙

正々堂々だった前半パートとうってかわり、キルバーンが出てきてからは「あっ・・・」という感じでした。

それでもポップはヒャダルコでキル・トラップを抑えるシーンなど、今回もカッコよさ満載でした。

ヒャダルコといえば第3話「勇者の家庭教師」でデルムリン島での修行のとき、波を凍らせたあとアバンが「コンコン」とやると「水漏れ」してしまうシーンが印象深いです。

アバンに「詰めが甘い」と言われていたヒャダルコがレオナよりもずっと強い威力になり、ダイとハドラーを救っている展開、あらためて熱いものを感じます。

大魔導士になってもヒャダインやマヒャドではなく、ヒャダルコなのもまた良いです。

それに対してキルバーンの残酷さとイヤ~な感じ、セリフににじみ出ていました。とくに演出とセリフが絶秒にマッチしていたのは以下です。

いかなる力でも絶対に脱出不可能ッ・・・!!!

引用元:ダイの大冒険 第72話「最後の一太刀」

アニメオリジナルの演出では、ピロロがウッキウキで踊る様子が効果音付きで追加されており、憎たらしさのプラスに一役買っていました(笑)。

このキル・トラップはストーリー上は後に破られることになりますが、なにか他に打開する方法がないものかというのは、誰しも一度は考えると思います。

とはいえ魔法力しか通じない以上、「マトリフを呼んできて炎の上のほうだけメドローアで吹き飛ばしてもらう」ぐらいしか思いつきません。

ダイの大冒険の世界にはスマホがないのでマトリフを呼ぶのは無理なわけですが・・。ほかに打開できそうなアイデア、あるでしょうか・・?

おわりに

第72話「最後の一太刀」の感想をまとめます。

  • ギガストラッシュの演出が神
  • ハドラーに学ぶ潔さと人生観
  • ポップのカッコよさとキルバーンのいやらしさが絶妙

第73話は「炎の中の希望」です。予告編でハドラーの涙が見られ、「あの人」の登場まで進みそうな予感です。ほぼ間違いなく神回が確定しており、楽しみで仕方ありません!

ダイの大冒険で押さえておきたい感動シーンは以下の記事にまとめています。