【2020年版】アニメ「ダイの大冒険」第36話「超魔生物対チウ」の感想


【2020年版】アニメ「ダイの大冒険」第36話「超魔生物対チウ」の感想

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こんにちは、fidnです。ダイの大冒険の約30年のファンです。

前回に続き、2020年版ダイの大冒険のアニメの第36話「超魔生物対チウ」を視聴しました。

チウやマァム、ポップの新しい技が登場し、私が個人的に好きなポップのセリフも聞くことができました。

第34話で登場したチウの活躍を早くも見ることができ、ポップの新しい技も登場しました。

原作との違いや心に残ったシーンをふまえて、長年のファンの視点で以下のスタンスで感想を書きます。

  • 原作や1991年版のアニメとネガティブな比較はしない
  • 監督・声優さん・作曲家さんなど制作陣をリスペクト

注意点としてこの記事はアニメだけでなく、原作のネタバレも含みます。

今回も原作すべてとアニメを見ていない方はこの先を絶対に見ないでください。きっと後悔します。

原作とアニメを見た方は、続きをお読みいただければと思います。

2020年版アニメ「ダイの大冒険」第36話「超魔生物対チウ」の感想

第36話「超魔生物対チウ」の感想をまとめます。

  • こだわりの感じられるポップ・マァム・チウ新技のオンパレード
  • ポップの大好きなセリフ、とてもよかった
  • ザムザによる自己解説の追加と武闘家マァムのかっこよさ・転職感

続いて、感想をそれぞれ詳しく書いていきます。

こだわりの感じられるポップ・マァム・チウ新技のオンパレード

ダイが超魔生物ザムザに飲みこまれるというショッキングな展開でありつつも、様々なキャラによる新技のオンパレードでした。

以下のような新技を見ることができました。

  • 収束型ギラ
  • フィンガーフレアボムズ
  • 窮鼠包包拳(きゅうそくるくるけん)
  • 閃華裂光拳(せんかれっこうけん)

どれもアニメで見ることができて興奮モノの技でしたが、やはり熱かったのはフィンガーフレアボムズです。(閃華裂光拳はのちほど触れます)

本来は 5 発のメラゾーマを同時に打ち出すはずが 3 発のみ出るというのはポップのレベルによるものですが、実は最初に「ボババババッ」と指に炎を灯すときは、ちゃんと 5 本が灯っています。

アニメでも一瞬ですが最初に 5 本の指にちゃんと炎が灯っており、制作陣のこだわりを感じずにはいられませんでした。

またフィンガーフレアボムズ直後のチウによる窮鼠包包拳(きゅうそくるくるけん)も見事でした。

チウが闘技場の壇上に登っていって技を放つとき、原作では「だあああああっ!!!!」というセリフだったのが、アニメでは「いっくぞぉーっ!!!!!」に変わっていました。チウの気合がより感じられました。

またボールのように 3 回バウンドしつつザムザのハサミを砕き一撃を与えるまでのアニメーションも「クルクル感」が存分に表現されておりとてもよかったです。

この窮鼠包包拳のシーン、なにげにサウンドトラック Vol.1 に収録されていなかったと思われる、チウ専用のような音楽が使われていました。

もしサウンドトラック Vol.2 が出るとしたら収録される音楽でしょうか・・?その点も楽しみです。

ポップの大好きなセリフ、とてもよかった

私が個人的に大好きなポップのセリフが登場し、まさに原作からイメージしていたとおりのナレーションでした。

そのセリフとはチウとの会話のあとにポップが心の中で思った、以下のセリフです。

チウ「フン失敬な!!仲間を見捨てて逃げちまうようなヤツは最低のクズだっ!!!」
ポップ「・・・耳が痛いぜ・・・」

引用元:ダイの大冒険 第36話「超魔生物対チウ」

ポップのこのセリフがとても好きなのは、以下の理由からです。

  • ポップが昔の逃げ癖を反省しつつも、大きく成長していることを感じ取ることができる
  • ポップがチウを見直し、さらに勇気をもらっているように見える

ご存じのとおり昔のポップは勝ち目のない相手からは真っ先に逃げるキャラで、魔の森やロモス城での最初のクロコダイン戦ではとくに逃げ癖が顕著でした。

一方で動物の本能として超魔生物ザムザにふるえつつ立ち向かっていくチウの姿と、「仲間を見捨てて逃げちまうようなヤツは最低のクズ」というセリフのコンボ。

「・・・耳が痛いぜ・・・」というセリフは過去のポップとチウのふるまいの対比として、ポップが噛みしめるように心から感じたセリフなのだと思います。

余談ですが私も未だに思い出しては反省する出来事が過去にあり、それもポップのこのセリフの素晴らしさを引き立てているのだと感じます。

過去のことを反省するのはときにツラいことですが、それもポップが「正しい事をしようと努力している」ことを表すうちの一つなのだと思っています。

初対面のときはお互いにいがみあっていたポップとチウでしたが、ザムザという共通の敵を前に協力することでチームワークが生まれる熱い展開も、いかにもジャンプ漫画っぽくてとても良いです。

ザムザによる自己解説の追加と武闘家マァムのかっこよさ・転職感

バイオプリズンから抜け出たマァムの初回の一撃を食らったあと、原作になかったザムザの以下のセリフがありました。

こんな傷・・・これぐらいの傷・・・すぐに回復するのだ

引用元:ダイの大冒険 第36話「超魔生物対チウ」

傷が自動で治癒する超魔生物のヤバさを出しつつも、マァムの閃華裂光拳で受けた傷は回復しないという点を捕捉するための追加セリフだと思われます。

新技として出てきた閃華裂光拳はまさに「裂光」という光っている感じがアニメーションで絶妙に表現されており、マァムの武闘家としてのデビュー戦のカッコよさを引き立てていると感じました。

またマァムがチウにベホイミを使うシーンも好きです。チウの「さすが元僧侶戦士」というセリフと「転職前に覚えた技は転職しても使える」という本家ドラクエのシステムと同じことから、マァムが昔に加えて強くなったことがわかるためです。

第36話はマァム対ザムザという良いところで次回へ持ち越しとなりましたが、これまでにダイたちのパーティにいなかった武闘家としての戦いのアニメーションが楽しみです。

おわりに

第36話「超魔生物対チウ」の感想をまとめます。

  • こだわりの感じられるポップ・マァム・チウ新技のオンパレード
  • ポップの大好きなセリフ、とてもよかった
  • ザムザによる自己解説の追加と武闘家マァムのかっこよさ・転職感

次の第37話は「一瞬にすべてを」です。予告編からダイが復活しそうなことは確認できましたが、ブロキーナ老師との回想シーンなどが出てくるかにも注目したいです。

新アニメで描かれることが期待される、ダイの大冒険で押さえておきたい感動シーンは以下の記事にまとめています。