【2020年版】アニメ「ダイの大冒険」第34話「ロモス武術大会」の感想


【2020年版】アニメ「ダイの大冒険」第34話「ロモス武術大会」の感想

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こんにちは、fidnです。ダイの大冒険の約30年のファンです。

前回に続き、2020年版ダイの大冒険のアニメの第34話「ロモス武術大会」を視聴しました。

久しぶりに戦いがない日常回で、新装備や新キャラも次々に登場しました。

原作との違いや心に残ったシーンをふまえて、長年のファンの視点で以下のスタンスで感想を書きます。

  • 原作や1991年版のアニメとネガティブな比較はしない
  • 監督・声優さん・作曲家さんなど制作陣をリスペクト

注意点としてこの記事はアニメだけでなく、原作のネタバレも含みます。

今回も原作すべてとアニメを見ていない方はこの先を絶対に見ないでください。きっと後悔します。

原作とアニメを見た方は、続きをお読みいただければと思います。

2020年版アニメ「ダイの大冒険」第34話「ロモス武術大会」の感想

第34話「ロモス武術大会」の感想をまとめます。

  • 久々にほのぼのした展開でリラックスできた
  • 原作からセリフが変わるときがある理由がダイ好きTVで明かされた
  • マァムとチウの登場シーン、原作といろいろな違いが

続いて、感想をそれぞれ詳しく書いていきます。

久々にほのぼのした展開でリラックスできた

ダイたちの修行や新装備が披露され、チウやゴメスなどの新キャラも登場するほのぼのした回でした。

もちろんバラン編や前回の第33話「ザボエラの奇策」での闘いも最高でしたが、こういった日常回も好きです。

以前は第22話「デパートへ行こう」で装備を整えるシーンがあり、実に 12 話ぶりの日常回です。

キャラクターの装備が変わったりアップグレードする回がかなり好きで、今回はダイの服が早くも最終装備になりました。

ジャンプ50周年アニバーサリーフィギュアのダイが着ている服と同じもので、青いベースに金色のラインがオシャレです。

バラン編のシリアスな展開とは打って変わって、ダイやポップのコミカルで生き生きとした笑顔・表情が見られました。

この回で特に見てみたかったのは「ポップなんて一ぺん死んじゃったんだよ」です。悪気なく事実を言ってしまうダイの純真さが声から現れていました。

それを聞いたポップやマァムの反応、とくにポップの慌てぶりも期待どおりでした。

ただ、この一言がきっかけでシリアスな方向になりそうな展開です・・!

原作からセリフが変わるときがある理由が、ダイ好きTVで明かされた

アニメを見ていると、これまでも原作の漫画からセリフや言い回しが変わっている場合がありました。

この理由が、アニメの放送後に YouTube で配信されている「ダイ好きTV #24」でポップ役の豊永さんにより語られていました。

「原作では文字で伝わるものの、アニメだとわかりにくいかもしれない表現」が、変わることがあるそうです。

今回の第35話では、修行に向かうヒュンケルに対してクロコダインの以下の心の声がありました。

あいつは・・・自分でも知らないうちにアバンの使徒、長兄(ちょうけい)としての自覚が芽生えつつある・・・

引用元:第34話「ロモス武術大会」

ここの長兄(ちょうけい)という言葉がわかいにくいかもしれないため、長男(ちょうなん)に変更する方針だったそうです。

一方でアニメでは長兄(ちょうけい)がそのまま使われていました。これはクロコダイン役の前野さんの「のちのち長兄という言葉がヒュンケルにも掛かってくる」という希望によるものだったそうです。

この「のちのち掛かってくる」というのは、アバンが復活したあとのヒュンケルの以下のセリフのことだと思われます。

・・・本当の父親が帰ってきた今 不慣れな長兄(ちょうけい)役も もう終わりだ・・・
これからは久々に一回の戦士に戻る!!

引用元:ダイの大冒険 文庫版 17巻 p317

このセリフは原作の文庫版では 17巻に登場しますが、ロモスの武術大会は 9 巻の時点のため、だいぶ先の話です。

2020年版のダイの大冒険アニメのキャストの作品への愛は、これまでもインタビューなど様々なシーンで明らかになっています。

こんなに先の展開のことまで考慮され、セリフにこだわりを持ってアニメが作られていることにただただ脱帽です。

マァムとチウの登場シーン、原作といろいろな違いが

マァムとチウの登場シーンに、原作といろいろな違いがあって面白かったです。

パッと見た中でも以下のような違いがありました。

  • 修行するマァムとブロキーナ老師のシルエット・声の追加
  • マァムと再会時のポップの明らかなセクハラは、顔を近づけて「目の輝きの違い」を確認するものに変更
  • チウが「兄弟弟子」ではなく「兄弟子」というマァムのセリフ

1つ目のゴーストくんの登場の前に早くもブロキーナ老師の声を聞くことができました。

2つ目のマァムと再会時のポップの行動は、アニメではコンプライアンス的に変更されるのは当然かなといった感じです。マァムとマトリフの再開のときも同様な変更があったためです。

3つ目は正直なところちょっと意外でした。チウがマァムよりも先にブロキーナ老師のもとで修行していたのは明らかですが、「兄弟子」というハッキリとした前後の関係がわかる言葉になっていたためです。

これは私の想像ですが、先のクロコダインのセリフに出てきたヒュンケルの「長兄(ちょうけい)」と、チウがマァムの「兄弟子」であることを掛けているのかもしれません。

なおチウ役を演じるのは声優の堀江瞬(ほりえしゅん)さんでした。

チウの小生意気でありながら憎めない、かつネズミっぽい感じがイメージどおりに表現されていました。

ポップもそうですが、ストーリーの中で大きく成長していく隠れた重要キャラなので今後のセリフも楽しみです。

おわりに

第34話「ロモス武術大会」の感想をまとめます。

  • 久々にほのぼのした展開でリラックスできた
  • 原作からセリフが変わるときがある理由がダイ好きTVで明かされた
  • マァムとチウの登場シーン、原作といろいろな違いが

次の第35話は「決勝戦の異変」です。チウ vs ゴメス戦の結果はアニメではどうなるのか楽しみです!

新アニメで描かれることが期待される、ダイの大冒険で押さえておきたい感動シーンは以下の記事にまとめています。