【2020年版】アニメ「ダイの大冒険」第60話「ダイとポップ」感想

【2020年版】アニメ「ダイの大冒険」第60話「ダイとポップ」感想

こんにちは、fidnです。ダイの大冒険の約30年のファンです。

前回に続き、2020年版ダイの大冒険のアニメの第60話「ダイとポップ」を視聴しました。

まさにサブタイトルの6文字がすべてを表している回で、アニメで見られて幸せとしか言えません。

原作との違いや心に残ったシーンをふまえて、長年のファンの視点で以下のスタンスで感想を書きます。

  • 原作や1991年版のアニメとネガティブな比較はしない
  • 監督・声優さん・作曲家さんなど制作陣をリスペクト

注意点としてこの記事はアニメだけでなく、原作のネタバレも含みます。

今回も原作すべてとアニメを見ていない方はこの先を絶対に見ないでください。きっと後悔します。

原作とアニメを見た方は、続きをお読みいただければと思います。

2020年版アニメ「ダイの大冒険」第60話「ダイとポップ」の感想

第60話「ダイとポップ」の感想をまとめます。

  • 月夜のダイとポップのアニメーションがすばらしい
  • ダイとポップの会話がすばらしい
  • アニメオリジナルの演出とアバンのしるしの新事実

続いて、感想をそれぞれ詳しく書いていきます。

月夜のダイとポップのアニメーションがすばらしい

ダイの「どうしたらいいんだ」のセリフのあたりからはじまる月夜のシーン、アニメーションがとにかく最高でした。

このシーン、原作でも以下のようにかなり印象に残るものでした。

  • ポップがダイに声をかけたあと、まるまる1ページが使われている
  • 最初はポップの目の部分が暗くなっており表情がわからない
  • 次のページもダイとポップ、それぞれ1コマのみ

原作でも夜と三日月・星が美しかったものの、アニメではフルカラーになり、芸術のような黄色と青の色使いに思わず息をのんでしまうほどでした。

作画にかなりの手間がかけられたシーンだと想像でき、とくに印象に残ったのは以下の描写です。

  • ポップに月の光が後光のように当たるところ
  • ダイの目から涙が流れ落ちるところ
  • 水面に光る月の光

また原作では竜の神様にお祈りに来た少年とダイが会話していましたが、アニメではお祈りする少年をダイが見るのみで、会話はなくなっていました。

この変更が、のちにダイとポップが神殿のようなところで会話する際のシーンにアクセントを加えていました。

少年が持っていた竜の神様にお祈りをするための道具とろうそくの火がお供えされており、ダイとポップの会話シーンにも出てきたためです。

これによって月の光の黄色と湖の青だけでなく、ろうそくの火の赤も加わり、より美しいシーンになっていました。

竜の神様にお祈りをするための道具から上がる煙はアニメーションに手間を加えるものだったことが想像できますが、こだわりを感じずにはいられません。

ダイとポップの会話がすばらしい

アニメーションだけでなく、種崎敦美さんと豊永利行さんによるダイとポップの会話そのものも素晴らしかったです。

ポップがダイに最初にかける以下の言葉、どんな声になるのだろうと思っていました。

・・・つき合ってやるよ
月夜の散歩もたまにゃいいもんだ・・・

引用元:ダイの大冒険 第60話「ダイとポップ」

アニメでは「つき合ってやるよ」は抑えめのトーンで、続く「たまにゃいいもんだ」も優しくありつつ少しポップのお調子者らしさを感じる絶妙な表現でした。

このシーン、ポップ役の豊永利行さんは「ダイ好きTV#51」で以下のような点を意識されていたと語られていました。

なるべく優しくし過ぎず、恩着せがましくせず、ちょっといつも通りに近い

ダイが逃げ出すというこれまでのストーリーではありえなかったシーンでかけるセリフにおいて、これ以上ないほどの表現だと思います。

このシーン、もしレオナやヒュンケルなど他のキャラがダイに声をかけるとしたらどんな感じになるか想像するのも楽しいところですが、他のキャラではダイの心を動かすことはやはり難しいのではと思います。

ダイの大冒険で「逃げ出し」たことがあるキャラはポップぐらいしかおらず、このシーンでダイに共感しつつ説得力のある声をかけられるのはポップしかいないはずだからです。

またダイがポップに本音を打ち明けるシーンの消え入りそうな声、そのあとの「どうする」で心境の変化がわかる種崎敦美さんの表現も、イメージを超えるものでした。

アニメーションと声が入ることで、改めてダイとポップの魅力を感じることができた回だと思います。

アニメオリジナルの演出とアバンのしるしの新事実

今回もいくつかアニメオリジナルの演出がありました。

まず印象に残ったのは、復帰したダイがみんなに号令をかけたあとのポップとの以下の会話です。

ポップ「おい!遅えぞ、お前!」
ダイ「悪い!」

引用元:ダイの大冒険 第60話「ダイとポップ」

前述の月夜のシーンからの流れを汲んだ、追加してくれてありがとうとしか言えないシーンです。

2つ目はダイとポップのアバンのしるしが、他のメンバーと微妙に違う点です。

フローラがアバンのしるしを出し、ダイ・ポップ・マァムもしるしを出すシーンで、各メンバーの「紐」に以下の違いがありました。

  • ダイ・ポップ:革の紐
  • マァム・フローラ:金属の鎖

気になってアニメ第5話「アバンのしるし」を見てみると、ここでも確かにダイ・ポップのしるしは革の紐になっていました。

なお 1991年版のアニメ第7話「卒業の証は仮免、決戦!! ハドラー対アバン」ではダイとポップのしるしは金属の鎖でした。

原作ではダイとポップのしるしは革の紐にも金属の鎖にも見えるものでしたが、2020年版のアニメでは明らかに違うものとして表現されています。

これはダイとポップの卒業が予定外に早まったため、アバンが鎖まで用意していなかったことを表しているのだと思われます。

今さら気づいた感がありますが2020年版のアニメ、こだわりが細かい・・!

おわりに

第60話「ダイとポップ」の感想をまとめます。

  • 月夜のダイとポップのアニメーションがすばらしい
  • ダイとポップの会話がすばらしい
  • アニメオリジナルの演出とアバンのしるしの新事実

次の第61話は「勇者アバン」です。まさかのダイの大冒険ジャンプコミックス版の第13巻に収録されていた「勇者アバン」をアニメで見ることができそうで楽しみが止まりません。

ダイの大冒険で押さえておきたい感動シーンは以下の記事にまとめています。