右下・左下の奥で横向きに埋まっていた親知らずの抜歯体験記


抜歯した親知らず

現在歯医者にクリーニングのために定期的に通っていますが、通い始めたころから親知らずの存在について指摘を受けていました。

長い間そのままにしていましたが、ようやく右下・左下奥に生えていた親知らずを抜歯したので、経過とともに体験記としてメモします。

親知らずを抜糸した時期

実際に親知らずを抜糸したのは右側が 2018 年 10 月の終わりごろ、左側が 2019 年 1 月の中旬です。

本エントリでは主に初の親知らず抜歯だった右側の抜歯について記載します。左側の抜歯についても部分的に記載しています。

生えていた親知らずと抜歯することを決めるまで

こちらのエントリにも記載しましたが、詰めていた銀歯が取れたことをきっかけに定期的に歯医者に通うようになりました。

最初にレントゲンをとった時、下の左右の奥歯のさらに奥に横向きに親知らずが埋没していることを知りました。

その後、ひととおりの虫歯の治療が完了した時に、担当医から下記のような形で親知らずの抜歯を勧められました。

  • 親知らずそのものや隣接している奥歯の間の歯ブラシで磨けない部分に汚れがたまり、将来的に両方とも虫歯になりやすくなる恐れがある
  • 親知らずは神経に近く、抜歯の際に出血が多量になる恐れがあるため、設備の整った別の病院で手術することになる
  • 年齢を重ねると抜歯後の治癒に時間がかかる傾向がある
  • 別の病院への紹介状を書いてもらえる

このときは虫歯になっている様子もなく直ちに問題はなさそうだったことや、出血や手術と聞いて怖くなったのですぐには抜歯せず様子見とすることにしました。

その後定期的にクリーニングのために歯医者に通っており、親知らずの抜歯について話題に出ることはありましたが強く言われることもなかったため、しばらくそのままにしていました。

しかしクリーニングに通い始めて一年近く経ったころ、右下の親知らずのあたりが茶色くなり始めていることから再び歯科衛生士の方に抜歯を勧められました。このときも様子見で延ばそうかと思いましたが、歯科衛生士の方の「親戚などだったらもっと言っている」という言葉が決め手となり、今後のためを考えて抜歯をすることにしました。

ここで別の大きな病院への歯科口腔外科の先生宛に紹介状を書いていただき、初診の予約もしてもらいました。

抜歯前の通院

別の大きな病院での初診では、抜歯前の説明を受けた後、抜歯する歯の周りの CT をとりました。

説明では以下のようなことを聞きました。

  • 横向きに埋まった親知らずのため、歯茎を割いて歯を分割して抜歯する
  • 抜歯後、一週間ぐらいは腫れや痛みが残る
  • 親知らずが下あごの中を通っている神経に近いため、まれに手術の刺激で下唇や歯肉に感覚麻痺や知覚鈍麻が残る可能性がある
  • 極めてまれに舌にも感覚異常や知覚鈍麻が生じることがある

手術のリスクもありますが、将来的に虫歯になる可能性を考えると抜いておいたほうが良いと考え、抜歯することを決めました。親知らずは左右にありますが今回は右側のみ抜歯し、左側はその後様子を見て抜歯するか決めることにしました。

初診では抜歯は行わず、約二週間後に手術を予約しました。

抜歯当日まで

知人で親知らずを抜歯したことがある人に話を聞いてみたところ、抜歯後しばらくは柔らかいものしか食べられないため、抜歯前に好きなものを食べておいたほうが良いというのが一番重要だと感じました。

そのほか、親知らずを抜歯した方の体験記を読んでみたりしました。特に参考になったサイトは下記の 2 つです。

特に一つ目のサイトにあった抜歯した穴に食べ物が詰まって痛みが出たという体験記に恐怖を感じました。(理由は後述しますが、今回の私の抜歯ではこれは杞憂に終わりました)

このため抜歯後に噛まずに栄養を摂取でき、かつ固形物でないものを探したところ、完全食の COMP の存在を知りました。はじめて完全食を体験することになりますが、COMP のドリンクタイプのものを通販で購入しておきました。

COMP

抜歯当日(1日目)

手術から帰宅まで

抜歯当日と翌日は事前に休みをとっておきました。抜歯は午後からだったため、朝食と昼食は普通にとりました。

昼食はスーパーで買った少し高めのステーキ肉を自分で焼きましたが、うまく焼けず外食のステーキにしておけばよかったと後悔しました。その後予定時間に病院に行きました。

「大変ですがゆっくりやっていきましょう」という担当医のお話の後、まず痛み止めと抗生物質の薬を飲みました。その後部分麻酔の注射を 2 回打った後に手術が開始しました。てっきり別の手術室のようなところでやるとおもっていましたが、普通の歯医者にもあるような診療設備での手術です。

手術中は麻酔のおかげで痛みはほぼ感じませんでしたが、歯を分割するためと思われるドリルのような音は頭に響きました。また分割した歯を抜くときは、しっかり「抜いている」という感覚がありました。

抜いた歯があったところにガーゼを詰められ、さらにその上から止血のためガーゼを噛んで手術は終了となりました。手術は 30 分ほどで終わりました。

事前に聞いていた通り出血が多かったようで、手術中も口の中に血の味を感じ、手術後は緊張のためか出血のためか下半身から血の気が引いていくのを感じました。

抜歯した歯を見せてもらったところ、上の部分が横向きに切られ、下の部分が縦向きに切られた 3 つのパーツに分割された形になっていました。抜いた歯を持って帰るか聞かれ、右側の抜歯の時は気分的に持って帰る気になれずいらないと答えてしまいましたが、左側の抜歯のときはもらってきました。

以下が左側の抜歯のときにもらってきた、抜いた歯です。(そのままだとあまりにリアルなのでうすくぼかしをかけています)

抜糸した親知らず(左奥歯)

抜糸した親知らず(左奥歯)

5日分の痛み止めと抗生物質を処方してもらい薬局で購入した後、この日はタクシーで帰宅しました。次は歯茎を割いた部分の縫合を抜糸するため、一週間後の通院です。

帰宅後

抜歯した歯の周りはズキズキとした鈍痛が続きましたが思っていたほどの痛みではなく、麻酔が切れたのがいつだったか気づかないぐらいでした。

夕食に COMP ドリンクを 330ml ほど飲み、痛み止めと抗生物質を飲んだ後はシャワーも浴びず、そのまま早めに就寝しました。
コップに注いだCOMP

しかしその後痛みが増してきてなかなか寝付けず、夜の 20 時ぐらいから朝の 4 時ぐらいまでベッドのなかで苦しみました。

左側の抜歯のときは食後のほか、4 時間ぐらい経った後に我慢せず痛み止めを飲んだので右側の抜歯の時よりは痛みは抑えられました。

抜歯翌日(2日目)

朝昼晩と COMP を約 660ml ずつ飲み、食後に都度痛み止めと抗生物質を飲みました。痛み止めを飲んでしばらくは痛みがマシになったような気もしましたが、ズキズキとした鈍痛は続いたままでした。

血は完全には止まっていないようで口の中に血の味が残り、唾液にも血液がうすく混じっていました。

また、抜糸した部分に腫れが現れました。左側と比べてみると何かを口に入れているように見える程度には腫れていました。さらに手術後には気づきませんでしたが右側の下唇からあごのあたりにかけての感覚が著しく鈍麻していることに気づきました。

この日はシャワーを浴び、だいぶさっぱりできましたが鈍痛は続き、夜はあまり寝られませんでした。

左側の抜歯のときは顎のあたりの鈍麻は出ませんでした。

3 日目

この日も朝昼晩と COMP を約 660ml ずつ飲み、食後に都度痛み止めと抗生物質を飲みました。まだ少しの鈍痛は続きましたが 2 日目よりは痛みは治まり、痛み止めを飲めば気にならないぐらいまでになりました。

口の中に血の味が残ることも感じなくなりましたが、抜糸した部分の腫れは続いていました。

この日は睡眠の妨げになるほどの痛みではなく、ようやく長時間睡眠をとることができました。

あとから思えば今更気づいたのかという感じですが、ここでおそるおそる鏡で抜歯した部分を見てみると、大穴は開いておらず何か白っぽいものが詰まっているのに気づきました。

思い返すと手術の際にガーゼが大量に詰められたことにより、抜歯した穴に食べ物が詰まるというのは今回の私の場合はそもそも起こりえなかったのです。

4 日目

COMP に飽きたこと、食べ物が詰まる心配がそもそもないことに気づいたため、食事は以下のメニューに挑戦しました。左側で少しずつ噛めば食事は問題なくできました。

  • ランチパック
  • コーンスープ
  • 茶碗蒸し
  • 玉子豆腐

COMP も飲みやすかったのですが、固形物の味や噛むことのありがたさが身にしみました。

この日あたりから痛みもようやく治まってきましたが、油断せずに食後に痛み止めは飲みました。

5 日目

この日は朝が COMP、昼はランチパック、夜は鍋焼きうどんに挑戦しました。時間をかければ問題なく食べることができ、ようやく普通の食事に戻ってきた感じがしました。

痛みもほぼ感じなくなり、このあたりで痛み止めの服用をやめました。

6 日目

通院し、縫った歯茎の糸を取ってもらいました。抜糸の痛みは少しチクッとするぐらいで殆どありませんでした。

また抜歯した部分の穴に詰められたガーゼを交換してもらいましたが、思ったよりも大量のガーゼが詰められており、ガーゼを取った後出血があり驚きました。

下唇からあごのあたりにかけてのしびれがあることを担当医に伝えると、ティッシュの先でしびれがある部分に触れたときにわかるのであれば、完全に感覚がないわけではなく、治癒していく可能性があるとのことでした。かすかに触れられていることは分かったため薬を飲みつつ経過観察することになりました。

次はガーゼ交換で一週間後の通院です。

2週間後

通院し、ガーゼ交換をしてもらいました。まだガーゼを外すときに出血がありましたが、前回のガーゼ交換のときよりは少ない出血でした。

毎食後に薬をのでいましたが、下あごのしびれはあまり一週間前と変わったかわからないぐらいの状態でした。

食事はすっかり普通に戻り、抜いた歯と反対側で噛むことを心がければ焼き肉や揚げ物などなんでも食べられる状態です。

次もガーゼ交換で一週間後の通院です。

3週間後

通院し、再びガーゼ交換をしてもらいました。このときもガーゼを外すときに出血がありましたが、やはり前回のガーゼ交換のときよりは少ない出血でした。

下あごのしびれの状況もあまり変わったかわからず、なんとなく良くなったかな?ぐらいの感覚でした。

ガーゼ交換はここで終わりました。
抜糸した部分に空いている穴に食べ物が詰まるので水を流して掃除するための注射器を担当医からもらい、左側の手術予定日を決めて右側の抜歯に関しては通院は終了となりました。

4カ月後

抜糸した部分に空いていた穴が殆ど気にならないぐらいまでに塞がりました。

下あごのしびれは指で触れるとかすかに感じますが、普段の生活では気にならないレベルになりました。

おわりに

実際に抜歯に行くまでの心理的なハードルが非常に高く、抜歯後もやはり痛みはありました。しかしそれも 1 週間程度で治まり、2週間もすれば普通の食事に戻ることができました。

奥歯の裏側がとても磨きやすくなったので、今後も歯の手入れを続けていきたいと思います。