【2020年版】アニメ「ダイの大冒険」第88話「闇の衣」の感想

※当ブログではアフィリエイト広告を利用しています。

こんにちは、fidnです。ダイの大冒険の約30年のファンです。

前回に続き、2020年版ダイの大冒険のアニメの第88話「闇の衣」を視聴しました。

ついにミストバーンの正体がポップたち一行にも明かされた記念すべき回でした。

原作との違いや心に残ったシーンをふまえて、長年のファンの視点で以下のスタンスで感想を書きます。

  • 原作や1991年版のアニメとネガティブな比較はしない
  • 監督・声優さん・作曲家さんなど制作陣をリスペクト

注意点としてこの記事はアニメだけでなく、原作のネタバレも含みます。

今回も原作すべてとアニメを見ていない方はこの先を絶対に見ないでください。きっと後悔します。

原作とアニメを見た方は、続きをお読みいただければと思います。

2020年版アニメ「ダイの大冒険」第88話「闇の衣」の感想

第88話「闇の衣」の感想をまとめます。

  • ダイ・レオナ側の場面のセピア調の演出が気になる
  • ミストバーンが強すぎ&喋りすぎ?
  • ビースト君やチウを含め、すべてのキャラが活躍するすごさ

続いて、感想をそれぞれ詳しく書いていきます。

ダイ・レオナ側の場面のセピア調の演出が気になる

ドルオーラ2発による大爆発のあと、ダイ・レオナ側と地上の場面が茶色がかったようなセピア調の演出になっていました。

のちにポップたち一行の場面に切り替わった際は普通の色に戻りましたが、そのあとにレオナがダイを回復するシーンではまたセピア調の演出でした。

このためダイ側のほうの茶色がかった演出は意図されたものだと思われます。

演出の意図はまだ不明ですが、理由として考えられるのは以下のあたりでしょうか。

  • ダイの「イヤな予感」(まだ何か起こる)を表している
  • 太陽の光による色
  • のちの真・大魔王バーン登場の印象を強める演出

おそらくはのちに真・大魔王バーンが登場するときに、ダイ側の場面がセピア調から普通の色調に戻ることが予想されます。

またアニメではレオナがダイを回復するシーンとそれに続く会話で、太陽の光がずっと差し込んでいたのが印象的でした。

太陽といえばソアラの象徴であったり、バーンがずっと魔界に欲していたものでもある等、特別な意味を持ちます。

ダイの心の高鳴りと、アニメならではの美しい太陽の光が絶妙に絡んだ素晴らしい演出だったと感じます。

ミストバーンが強すぎ&喋りすぎ?

ついにミストバーンの正体がポップたちにも明かされ、アニメでもその姿を久々に見ることができました。

登場シーンのかっこよさはもちろん、ヒムの腕をねじ切ったりラーハルトをパンチだけで吹き飛ばすシーンはまさに無双と言った感じで圧巻でした。

クロコダインの獣王激烈掌を切り裂く攻撃は、海破斬に似た技のようにも見えました。

一方で正体を見せてしまったこともあってか、ミストバーンがバーンとの関係性を喋りすぎてしまっているのも面白かったです。

さらにミスリードのように見せつつ、ミストバーンがけっしてウソを言っていないのも興味深いです。

たとえば「魔界最強の男の姿」は、最強なのは老バーンではなく若い姿のバーンなので本当です。

また「こと肉体の強さにおいては、今の私の方が上」というのも、老バーンと体を分けているのでウソではありません。

原作ではじめに見たときはミストバーンが言っている意味がまったくわからなかったことを覚えていますが、この言葉選びのセンスには脱帽です。

またヒュンケルの「この気配・・・どこかで」というセリフは、以前にミストバーンと師弟関係であり、さらに老バーンと対戦したことがあるヒュンケルならではです。

ところで個人的に好きなミストバーンの以下のセリフ、ついにアニメで聞くことができました。

うぬらには 過ぎた冥土の みやげだわ!!

引用元:ダイの大冒険 第88話「闇の衣」

うっかりバーンのような口調が出てしまっていることはもちろんですが、5・7・5になっていて語感が気持ちいいです。

ビースト君やチウを含め、すべてのキャラが活躍するすごさ

助っ人を含めるとポップたち一行の人数は8人もいますが、改めて見るとすべてのキャラに意味があり誰一人としてムダになっていないのがすごいです。

前線で戦うヒムやラーハルト、みんなの期待を背負うポップはもちろん、その他のキャラにも以下のような重要な役割があります。

  • 獣王激烈掌でラーハルトを間一髪で救けるクロコダイン
  • ヒュンケルをかばうチウ
  • 閃華裂光拳を顔に食らわせていたマァム
  • ミストバーンの不死身の秘密に気づくビースト君

強さだけで言えばミストバーンが言うとおりヒムやラーハルトが地上では最強レベルですが、他のキャラも強さだけではない知識や特技が備わっています。

様々なキャラによるポップたちパーティーの多様性が、バーンの言う「力が正義」という考えを否定する構図になっているのがすばらしいと感じます。

シリアスな場面からまさかのビースト君のアップで終わった88話でしたが、ラストのカットはビースト君の気合が伝わってきました。

おわりに

第88話「闇の衣」の感想をまとめます。

  • ダイ・レオナ側の場面のセピア調の演出が気になる
  • ミストバーンが強すぎ&喋りすぎ?
  • ビースト君やチウを含め、すべてのキャラが活躍するすごさ

次の第89話は「凍れる時間の秘宝」です。予告編で見られた昔のアバンやハドラーはもちろん、ビースト君やキリッとした顔でメドローアをかまえるポップに期待が高まります。

ダイの大冒険で押さえておきたい感動シーンは以下の記事にまとめています。