【2020年版】アニメ「ダイの大冒険」第86話「キルバーンの罠」の感想

【2020年版】アニメ「ダイの大冒険」第86話「キルバーンの罠」の感想

※当ブログではアフィリエイト広告を利用しています。

こんにちは、fidnです。ダイの大冒険の約30年のファンです。

前回に続き、2020年版ダイの大冒険のアニメの第86話「キルバーンの罠」を視聴しました。

サブタイトルのキルバーンだけでなく、バーンやミストバーン戦も楽しめるバーンづくしの回でした。

原作との違いや心に残ったシーンをふまえて、長年のファンの視点で以下のスタンスで感想を書きます。

  • 原作や1991年版のアニメとネガティブな比較はしない
  • 監督・声優さん・作曲家さんなど制作陣をリスペクト

注意点としてこの記事はアニメだけでなく、原作のネタバレも含みます。

今回も原作すべてとアニメを見ていない方はこの先を絶対に見ないでください。きっと後悔します。

原作とアニメを見た方は、続きをお読みいただければと思います。

2020年版アニメ「ダイの大冒険」第86話「キルバーンの罠」の感想

第86話「キルバーンの罠」の感想をまとめます。

  • バーンによるダイの説得の方法が興味深い
  • キルバーンの罠の演出が怖い
  • ヒムの余裕を強調するチウとの会話が良い

続いて、感想をそれぞれ詳しく書いていきます。

バーンによるダイの説得の方法が興味深い

バーンがダイの強さを認めて部下にしようとするやりとり、アニメのセリフで聞くと妙に引き込まれるものがありました。

カラミティウォールを無傷でいなした後でも「ひけをとらない戦いをできそうな気がする」と言うあくまで謙虚なダイと、狡猾なバーンの対比が印象的です。

バーンの説得がうまいなと感じたのは以下のあたりです。

  • まずダイの強さを普通に褒める
  • 人間の良いところは隠し、悪いところだけを強調
  • バランというダイに身近な人物が誘いに乗ったことをアピール

さすが魔界の神だけあって、相手をその気にさせるセールストークも一流です。

バランの例はダイが「ハッ」としたりレオナも言い返せない等、結果が分かっていても「純粋なダイならだまされてしまうのでは」という緊張感がありました。

ただ「ダイ好きTV#77」でハドラー役の関智一さんも語られていましたが、ダイが双竜紋というさらなる力を身に着けたあとだったこともあり、勧誘が遅すぎた感は否めません。

また同じく「ダイ好きTV#77」でレオナ役の早見沙織さんが語られていた「一日体験」も面白い考え方だと思いました。

ただ仮にダイがバーンの部下になったとしても、以下の点からあまり楽しめない気がします。

  • お酒が飲めない
  • チェスもできない?
  • 話が合わない?

もしかしたらバーンはダイの好みをもっと考慮したオプションをアピールすべきだったかもしれません。

キルバーンの罠の演出が怖い

サブタイトルにもなっていたキルバーンの罠、アニメオリジナルの演出が追加されていました。

まずはメインのファントムレイザーです。

キルバーンの頭上から抜くときは刀身が見えていましたが、アバンのまわりに張り巡らされた刃は文字どおり「見えない」演出になっていました。

アバンがファントムレイザーに斬られたあとジャッジのアップの顔が映し出される演出もあり、「見ているぞ」感も怖いです。

なおキルバーン頭上の目盛りが闘いの最中に減っていたかは、正直なところわかりませんでした。

さらに次に演出で怖かったのは、アバンがキルバーンにメガンテを仕掛けようとする次のシーンでした。

ジャッジの手が暗闇から「ヌッ」と伸びてきてアバンを掴む演出です。

展開がわかっていつつも、ジャッジがキルバーンとグルだったという「まさか」という感じや卑怯さがより強まる演出だったと思います。

ただなにより怖いのは、アバンとキルバーンの会話にある「ズルばかりしていると普通に努力するのがバカバカしくなってしまう」という教えかもしれません。

ヒムの余裕を強調するチウとの会話が良い

場面は変わってホワイトガーデンでのヒム vs ミストバーン戦も見ることができました。

シリアスなダイ vs バーンやアバン vs キルバーン戦とはうってかわって、チウの応援によって鼻水をたらすヒムが印象的です。

ポップ・マァム・ラーハルトたちでさえ苦戦していたミストバーンに対し、以下の点からヒムの余裕が感じられました。

  • ヒムはほとんどチウと会話していてミストバーンに集中していない
  • 「その中ではヒムちゃん」の場面でもミストバーンをボコボコに

とくに「その中ではヒムちゃん」の場面ではヒムは目をつぶっていますがミストバーンに攻撃をドカドカとヒットさせています。

ダイが空裂斬をはじめて使ったときのように、目を閉じていてもミストバーンの悪のエネルギーをとらえることができる証拠ですね。

これまでの中には光の闘気を扱えるダイとヒュンケルしかミストバーンに勝てる可能性があるキャラがいませんでした。

そんな中、覚醒したヒムという全く予想していないキャラが天敵になる流れ、改めて見ると完璧に練り上げられた圧巻の展開です。

強者には敬意を払うキャラでありつつもハドラー親衛騎団は「人形」呼ばわりしていたミストバーン、こんなしっぺ返しは予想していなかったと思います。

おわりに

第86話「キルバーンの罠」の感想をまとめます。

  • バーンによるダイの説得の方法が興味深い
  • キルバーンの罠の演出が怖い
  • ヒムの余裕を強調するチウとの会話が良い

次の第87話は「勝負をかけた攻撃」です。予告編ではボコボコになっているミストバーンのほか、ダイが早くもドルオーラを使いそうなシーンも見られ楽しみです!

ダイの大冒険で押さえておきたい感動シーンは以下の記事にまとめています。