【2020年版】アニメ「ダイの大冒険」第81話「ホワイトガーデンの決闘」の感想

【2020年版】アニメ「ダイの大冒険」第81話「ホワイトガーデンの決闘」の感想

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こんにちは、fidnです。ダイの大冒険の約30年のファンです。

前回に続き、2020年版ダイの大冒険のアニメの第81話「ホワイトガーデンの決闘」を視聴しました。

ミストバーンからまた名言が飛び出ました。ハドラー役のあの方の「ダイ好きTV」でのおもしろい考察とあわせて見たい回でもあります。

原作との違いや心に残ったシーンをふまえて、長年のファンの視点で以下のスタンスで感想を書きます。

  • 原作や1991年版のアニメとネガティブな比較はしない
  • 監督・声優さん・作曲家さんなど制作陣をリスペクト

注意点としてこの記事はアニメだけでなく、原作のネタバレも含みます。

今回も原作すべてとアニメを見ていない方はこの先を絶対に見ないでください。きっと後悔します。

原作とアニメを見た方は、続きをお読みいただければと思います。

2020年版アニメ「ダイの大冒険」第81話「ホワイトガーデンの決闘」の感想

第81話「ホワイトガーデンの決闘」の感想をまとめます。

  • ヒュンケルとラーハルトの間柄がかっこいい
  • ミストバーンからまた名言&アバンに厳しい
  • アバン vs キルバーンの戦闘シーンが迫力満点

続いて、感想をそれぞれ詳しく書いていきます。

ヒュンケルとラーハルトの間柄がかっこいい

ラーハルトとヒュンケルの会話、セリフはもちろん目と目で語っている感もとても良かったです。

ヒュンケルは「戦士の資格がない」というセリフなど素直な印象ですが、ラーハルトはヒュンケルに対して言っていることと思っていることがほぼ逆でした。

ヒムはラーハルトの言葉をそのままの意味でとらえていたと思われますが、ヒュンケルはラーハルトなりの優しさであることがわかっているという間柄、かっこいいですね。

どれもアニメで聞けて嬉しいセリフばかりでしたが、中でも以下のラーハルトのセリフは熱いものがありました。

ヒュンケル!よくぞ今までその五体を盾としてディーノ様のために戦い抜いてくれた!!
あとは安心してまかせるがいい・・・・・・!!このオレこそまさに おまえの言う戦闘マシンそのものなのだから!!

引用元:ダイの大冒険 第81話「ホワイトガーデンの決闘」

ヒュンケルにバランやダイのことを託したのは間違いだったと言いつつも、心の中ではやはり認めている&感謝していることがわかる名セリフだと思います。

そしてクロコダインたちがヒムのところに到着した後のヒュンケルが安らかに眠るシーン、アニメでもやはり絵になる素晴らしい一コマでした。

ヒムが涙を流しながら言うセリフの消え入りそうな感じも、ヒュンケルを心から気遣っていることが伺えました。

一方でラーハルトの加入によって、ダイたちのパーティーに魔族が加入することになります。これが次のミストバーンのセリフにも関係するところがあります。

ミストバーンからまた名言&アバンに厳しい

ミストバーンが特によくしゃべる回でもあり、アニメでセリフを聞くと「前はあんなに無口だったのに」と思わせます。

しかし改めて聞くとミストバーンのセリフの中に名言がありました。6大軍団長が選ばれた経緯についてのセリフです。

それぞれバーン様に見込まれて選ばれた・・・!!
強い軍団を作るためにはこうした様々な個性がもみ合う事が必要不可欠だったからだ・・・!

引用元:ダイの大冒険 第81話「ホワイトガーデンの決闘」

簡単に言えば「いろんな人がいるとグループ全体が強くなる」ことを表した、近年よく耳にする多様性の大事さを表したセリフだと思います。

たとえば「多様性の科学」という本では、集団における多様性とパフォーマンスの高さの相関が言及されています。

ダイの大冒険が週刊少年ジャンプで連載されていた時期からすると、多様性の大事さはミストバーンが30年前に既に指摘していたとも言えそうです。

ただのお遊びだったとはいえ、多様な人材を集めるバーンの先見の明にも脱帽です。

シーンは少し変わり、おどけるアバンに対してミストバーンが「実は力をひけらかさず隠している」といった解説のような一コマがありました。

このシーン、「ダイ好きTV#72」でハドラー役の関智一さんが「ミストバーンによってアバン先生がすべった感じにされていた」とコメントしていて爆笑しました。

たしかにアバンからすると「ウケなかったギャグを冷静に解説される」という、かなり恥ずかしい感じだったかもしれません。

「ダイ好きTV」のコメンテーターはこれまでダイ役の種崎敦美さん、ポップ役の豊永利行さんにはじまり色々な方が担当され、それぞれの独自の視点によるコメントが一つの特徴だと思います。

ここにも「いろんな人がダイの大冒険を語るから面白い」という、ミストバーンが言う多様性の大事さを感じずにはいられません。

アバン vs キルバーンの戦闘シーンが迫力満点

後半パートではアバンがキルバーンとジャッジに連れ去られ、異空間でのバトルが始まりました。

原作でもキルバーンの剣術は素早い攻撃として描かれていましたが、アニメでは戦闘シーンが早くも迫力満点でした。

とくに以下の演出はアニメオリジナルで、まさに決闘を表していました。

  • 剣と剣がぶつかって火花が散る
  • アバンのマントを突き刺すキルバーンの剣

アニメでのアバン vs キルバーン戦で注目したいのは、キルバーンの頭上の目盛り(ファントムレイザー用)が減るタイミングや色です。

今回の第81話ではまだまだ闘いの序盤だったこともあり最後まで目盛りは減っていませんでした。

キルバーンの頭上の目盛りはアニメでは黄色で表されており、減ったときに原作よりも分かりやすく感じそうな印象です。

次回の第82話、もしくはその次の回あたりで、目盛りの減りがどのように描かれるのか楽しみです。

おわりに

第81話「ホワイトガーデンの決闘」の感想をまとめます。

  • ヒュンケルとラーハルトの間柄がかっこいい
  • ミストバーンからまた名言&アバンに厳しい
  • アバン vs キルバーンの戦闘シーンが迫力満点

次の第82話は「正義の後継者」です。予告編ではダイたち vs ミストバーンのほか、アバンによる本家アバンストラッシュを見ることもでき、どちらの戦いも楽しみです。

ダイの大冒険で押さえておきたい感動シーンは以下の記事にまとめています。