スマホアプリ開発がラクになるBaaS(Backend as a Service)9サービス+α


BaaS-eyecatch

当サイトでも過去エントリで一部紹介しましたが、スマートフォンアプリのデータストア・プッシュ通知・会員認証などのバックエンドサービスを肩代わりしてくれるBaaS(Backend as a Service)が注目されています。

そこで国内・国外でBaaSを提供しているサイトを集めてみましたのでご紹介します。

BaaS提供サイト一覧

紹介している機能や料金などはエントリ公開時のものです。最新の情報は各サイトをご覧ください。

ニフティクラウド mobile backend

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過去エントリでも紹介した国産のBaaSです。ニフティが提供するサービスなので管理画面も全て日本語でとても使いやすいです。

主な機能としてプッシュ通知、会員管理・認証、SNS連携、データストア、ファイルストアを使うことができ、iOS、Android、JavaScript用のSDKが提供されています。

「Basic」プランと「Pro」プラン、「Expert」プランがあり、「Basic」プランではAPIリクエストとプッシュ通知が一ヶ月に200万回まで無料で利用できます。

ニフティクラウド mobile backend

Parse

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海外ではメジャーなサービスで、主な機能としてデータストア、プッシュ通知、SNS連携、各種解析(APIリクエスト等)、ホスティング、バックグラウンドジョブがあります。BaaSとしての基本機能だけでなくWebホスティング機能もあるため、アプリを作ったら紹介サイトの公開も可能です。

非常に多くのプラットフォームに対応しておりiOS、OS X、Android、JavaScript、Windows(.NET)、Windows Phone 8、Unity用のSDKが用意されています。高機能なだけでなく管理画面も含むサイト全体のインターフェースが美しいのも特徴です。

「Basic」プランと「Pro」プラン、「Enterprise」プランがあり、「Basic」プランではAPIリクエストとプッシュ通知が一ヶ月に100万回まで無料で利用できます。

Parse

Kii cloud

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主な機能としてユーザーマネジメント、データマネジメント、アナリティクス、マネタイズ、プッシュ通知、位置情報があります。「Free」プランと「Pro」プラン、「カスタム」プランがあり、「Free」プランではAPIリクエストとプッシュ通知が一ヶ月に100万回まで無料で利用できます。

iOS、Android、JavaScript、Unityのプラットフォームに対応しています。
事例としてNTTドコモの「iコンシェル」でKiiのデータマネジメントサービスを利用しているようです。

トップページや紹介ページは日本語ですが管理画面は英語でした。管理画面も日本語で利用できるようになるとより使いやすくなると思います。

Kii cloud

appiaries

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サービス名はアピアリーズと読むようです。公式Tubmlrによると国内初のBaaSとのこと。

主な機能は会員管理・認証、データストア、プッシュ通知、ジオロケーションです。プランは無料版、Ultra Lite、Basic、Enterpriseがあり、無料版はAPIリクエスト数は無制限ですがプッシュ通知は月間500Pushまでに制限されるようです。SDKは用意されておらずREST APIにアクセスして利用する形式です。

管理画面も日本語で使えます。機能的にシンプルなためBaaSとして必要な機能が決まっている場合は使いやすいのではないでしょうか。
appiaries

Google Mobile Backend Starter

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Google Cloud Platformで提供されるBaaSです。Android版は以前から利用可能でしたが、2013年10月にiOSもサポートされるようになりました。

主な機能は会員認証、データストア、プッシュ通知、イベント駆動プログラミングです。
プッシュ通知にはB2 Resident Backend instanceを使用するため、一日4時間の無料枠を超えると一時間$0.16かかるようです。また帯域も一日1Gを超えると1GBあたり$0.12加算されるようなので試用には注意が必要です。

Note: The Mobile Backend uses a B2 Resident Backend instance to send Push Notifications to iOS devices. At time of writing (August 2013), this costs $0.16 per hour after the first 4 hours per day. iOS notifications also use Outbound Bandwidth at $0.12 per GB (after 1GB free per day). Push notifications to Android devices do not incur these additional costs.

Google Mobile Backend Starter

Windows Azure モバイルサービス

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Microsoftのクラウドサービス「Windows Azure」の中で提供されているBaaSです。主な機能はユーザー認証、データストア、プッシュ通知、ジョブのスケジューリング、BLOBストレージへのデータ保存などです。

モバイルSDKはWindows Store C#、Windows Store JavaScript、Windows Phone 8、iOS、Androidのものが提供されています。他にもREST APIによるログイン操作やレコード操作が可能なようです。
プランは「無料」、「標準」、「プレミアム」があり、「無料」プランでは月間50万回のAPI呼び出しが可能です。

Windows Azure モバイルサービス

Kinvey

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主な機能はユーザー管理、データストア、ファイルストア、プッシュ通知、バージョニングなどです。
iOS、Android、HTML5、Backbone.js、PhoneGap、Titanuim、Node.jsに対応しており、REST APIも提供されています。

個人の場合は無料プラン・有料プランが選択可能で、無料プランでも月間500万回のプッシュ通知が可能です。企業で使う場合は有料プランのみとなります。

Kinvey

App42 Cloud APIs

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主な機能はユーザー認証、NoSQLデータストア、プッシュ通知、ファイルストア、SNS連携、メッセージなどで他にもたくさんの機能があります。

特筆すべきは対応プラットフォームの多さです。iOS、Android、Windows Phone、J2ME、C#、Java、PHP、Ruby、Monotouch/ Monodroid、Blackberry、Unity、Javascript、ActionScript3などのSDKが用意されています。

6つのプランがあり、トライアル(無料)プランでは最初の3ヶ月、月間100万APIコールが無料で利用できます。ブログではサンプルのコーディングチュートリアルが豊富に紹介されています。

App42 Cloud APIs

おわりに

上記で紹介したのは広く使われていそうという意味でAlexa Traffic Rankがおおよそ10万以内の9サイトでした。他にも「Buddy」、「QuickBlox」、「Kumulos」などたくさんのBaaSが存在するようです。日本でもニフティやappiariesの他にサービスが増えてくるといいですね。

ちなみに今回調べた中にはGitHubアカウントでサインイン可能なサービスがいくつかありました。BaaSは開発者向けのサービスなのでGitHubアカウントを持っている人との相性がとても良いです。アカウント取得の手間を省くことまで考えられているのはさすがだと思いました。